亡失のアルスマグナ
かんぴょう巻き
【設定、用語まとめ】
今回は人物解説。服装は基本的に戦闘時を準拠します。少しネタバレを含みます。
黒嶺 亜燐
年齢/16 女 種族/ネフィリム
一人称 私
二人称 あんた、(ハンナに対してのみ)あなた
外見の特徴
身長166cm。体は細めだが胸は大きい。さらしの上から家紋が入った黒い羽織を着ている。下は黒いスカート、足には下駄をはく。戦うときは髪を結ってポニーテールにしている。
兄である黒嶺倫が失踪し、彼を助ける為に奔走する少女。種族の関係で体調は常に良くなく、長くは生きられない。基本的には怒りっぽくも快活な性格だが、情緒不安定になってしまう一面も。ハンナとは恋人同士になる。精神的に依存している部分が大きい。戦闘では、力でなく速さで相手を圧倒する二刀流を使う。魔剣ダーインスレイヴとティルフィングを抜く事で発現する覚醒状態ではマターの力も用いて遠距離にも攻撃できる。
ハンナ・ブランシュ
年齢/18 女 種族/人間
一人称 僕
二人称 君、(激昂した際)お前
外見の特徴
身長144cm、胸は小さい。ベージュの髪で蒼眼。メガネをつけている。茶色のジャケットを着ていて紺色のスカーフを巻いている。下は革のズボン、革のブーツ。
恋人であるミリアを亡くした狩人。祖父は革命軍の幹部・ディアスであり、純血の魂術使いの子孫を作る為に強姦されたトラウマから恋愛対象は女性。亜燐の事を溺愛しており、依存される事を何より喜びにしている。性格は献身的だが少し嗜虐的で独占欲が強い。戦闘では銃杖を使っての狙撃や星魔術を使う、高威力の遠距離攻撃が得意。短銃杖では近距離にも攻撃出来る。また、魂術により亜燐のみ高速で傷を回復出来る。
エリーゼ・スカーレット
年齢/105 女 種族/ヴァンパイア
一人称 私
二人称 あんた、あなた
外見の特徴
身長は171cmでグラマラスな体型。長い黒髪に赤い目。緑色のドレスのような服を着ているが、これは魔術で編まれた鎧の一種。頭に月下美人の花を模した髪飾りを付けている。
港湾兵団の師団長をつとめるヴァンパイア。長命種であり、これまでに多くの修羅場を潜り抜けてきた。彼女自身は過去の因縁から革命軍の討伐に熱を入れている。性格は達観しているが素直でお茶目な一面もある。魔剣フラガラッハを用いて分裂させた剣で攻撃したり、大剣に変形させて大きな一撃を叩き込むなど戦法は多彩。体の一部を自由に変化させる力もあり、応用がかなり利く。
カイン・ヴァルヴェルデ
年齢/21 男 種族/スプリガン
一人称 僕
二人称 お前
外見の特徴
身長は164cm。細身で撫で肩。褐色の肌、黄色の目をしている。黒い髪はアシメで、長い方は右目を隠すくらい。白いラインの入った紺色の法衣を着る。
訳あって帝都の魔術アカデミーを中退し、エリーゼの元で秘書をしている青年。根は心優しいが、素直でない所があり言葉にはトゲがある。戦いの傍らで、ローシャの師匠の腕を治す方法を調べている。それを知った彼女の気持ちを受け入れて、恋人同士になった。戦闘では得意とする死霊魔術による回復、障壁等を用いたサポートが得意。攻撃は力の反射が主となる。
ローシャ・アンタレス
年齢/17 女 種族/サラマンダー
一人称 アタイ
二人称 アンタ、お前
外見の特徴
身長は167cm。赤い髪で灰色の猫目を持つ。肩を出した一張羅の上から腰にベルトを巻いている。革の手袋をしているが、これは弓の弦で擦れないようにする為。二の腕、太ももに鱗があり細長い尾をもつ。
サラマンダー族の末裔で、彼らに伝わる炎弓の継承者。弓の師匠が革命軍との戦いで負傷し、腕が使い物にならなくなってしまっている。初めは師匠の復讐の為にエリーゼに助力していたが、カインがローシャの師匠の治療の為に調べ物をしていたのを見て惚れた事で目的はカインと共に生きる為になった。武器は先述の通り弓矢。早射りが得意であり、突破力がある。それ以外に師匠から教わった徒手空拳での戦いも長けている。
メイジー・アッバース
年齢/17 女 種族/ダークエルフ
一人称 私
二人称 あなた
外見の特徴
身長は154cm。肌は浅黒く、白い長髪。目は青色。上下両方桜色の模様が入った白い軍服。服に魔法の補助をする機能があり、魔法を使う時は桜色の模様が赤く光る。
父を早くに失くしている為、港湾兵団の総大将である魔王の位に最年少で就いている。男手一つで彼女を育てた父を誰より尊敬している。その為父が守ってきたユグドラシル帝国に対する愛国心が非常に強く、敵に対しては非常に冷酷。戦闘では自在に伸縮し、投げても返ってくる槍・グングニルと何よりも切れ味の高い槍である蜻蛉切りの二槍流で戦う。魔術にも長けており、一人で一連隊程の強さがあると目されている。
オリヴィエ・ペンドラゴン
年齢/24 男 種族/人間
一人称 俺
一人称 お前
外見の特徴
身長は195cm。黒いくせのある髪と茶色の目をしている。青いラインが入った黒い軍服を着ている。武器は一切持たない。
最近帝都兵団の総大将である勇者を継いだ青年。実力や統率力は確かだが、勇者らしからぬ奔放な行動が目立つ。メイジーとは幼い頃から面識があり今は遠く離れているが、手紙で常にやり取りをしている天涯孤独な彼女の兄のような存在。一時期は彼女が彼の住む帝都にあるアカデミーに留学していた事もあり、現在では恋人同士。戦闘では勇者の血統のみが使えるエーテルを操る魔術「エクスカリバー」によって防壁、飛び道具、剣等を生成したり自身の回復を行う。故に戦うのに武器を必要としない。
黒嶺 倫
年齢/23 男 種族/不明
一人称 俺
二人称 お前
外見の特徴
身長は178cm。やや筋肉質でがっしりとしている。黒く少し長い髪を後ろで縛っている。灰色の小袖に紺色の袴、黒い羽織を着ている。この羽織は亜燐のものと同じデザイン。般若面として戦う時は上下真っ黒な小袖と袴。
亜燐の兄。年が離れていて、母がいない彼女の親のような存在でもあった。オリヴィエがライバルとして認めた男であり、帝都ではそれなりの有名人であった。性格は優しくて堂々としている。亜燐と別れてからは革命軍のディアスに操られて“般若面”として恐れられているが、時々亜燐らを助ける事もある。単身で勇者を追い詰めるほどの剣術と陰陽術の腕前を持ち、身の丈よりも遥かに長い霊刀・大和を用いて戦う。状況に応じて革命軍から与えられた腕輪ドラウプニルから武器などを呼び出す場合も。
ディアス・ハイドリヒ
年齢/不明(最低120以上) 男 種族/人間
外見の特徴
身長175cmで細身。癖のある金髪でキリっとした赤目。上はポケットがたくさんついたフード付きの茶色いジャケット。下は紺色のズボン。
革命軍の幹部の一人であり、ハンナの祖父。外見は若々しいが他者の魂を食らって生き永らえている。魂術を使わせる為にハンナに過酷な訓練をさせ、“純血”を孕ませる為に彼女を犯していた。性格は非常に嗜虐的。革命軍にいる理由も魔族を虐げる事を楽しみ、魂を喰らう為で思想に協調したからではない。戦闘では魂術を用いて他人を操作してしまう力が非常に厄介。蛇腹剣の達人でもあり本人の戦闘力も極めて高い。
魔族
人間ではない種族の総称。別の生物分類だったが収斂進化により人間と似た形態を持ったもの、人間から魔力の感受により遺伝子が変異したものなのどがいる。寿命も様々。基本的に人間や他の種族とは共存しているが、自治権を得て多種族からは独立して生活するものなど様々な種族が存在する。
魔族に奪われた人間の権利を取り戻す事を名目として魔族を排斥する運動をしている過激派組織。各地でテロを繰り返している。主に貧しい人間に対して教唆をすることなどでメンバーを増やしている。ただし幹部には基本的な思想にしたがっているか怪しいメンバーもいて、真の目的は不明。
帝都ヘファイスト
砂漠の川の周辺のオアシスに作られている。巨大生物のヨルムンガンドからの防衛が目的で作られたが、このヨルムンガンドの素材を武器の加工や装飾に使う為に多くの職人や魔術師が集まり、いつしか巨大な都市になった。勇者が率いる帝都兵団の本拠地。
港湾都市ポートフレイ
帝国の東の端にある港町。海の果てには
日出国
一般には東国と呼ばれている、ポートフレイから東に航行すると行ける島国。かつては出自不明の種族、グレゴリが占拠し帝国に戦争をしかけた。敗戦した結果、一昔前まで鎖国下にあったがつい最近開国した。独自の魔術、鉄鋼技術を持っている。グレゴリは今も僅かに住んでいるが、帝国の民に恐怖を与える可能性がある事から来る事はない。
グレゴリ
魔族とも人間とも違う出自不明の種族。かつては東国を占領してユグドラシル帝国をも支配しようとしていたが、大敗して現在では東国に僅かに住んでいるのみである。魔力や力学的エネルギーを生む根源の力であるマターを操る力を持ち、極めて戦闘力が高い。魔族や人間との間に出来た子はネフィリムといいグレゴリと同等の力を持つが、その力に蝕まれる為に長生きは出来ない。
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