コラム5 本当は成功したくない

 ビジネス書というのは「仕事ができるようになりたい人」向けではありません。

 むしろ「知ったかぶりをして偉くなった気分だけを味わいたい」という人向けに書かれています。


 こういう人たちは、実は「成功したくない」とさえ思っています。

 何故なら「成功しても成功したなりにつらい、下手すれば今まで以上につらいから今のままでいいや」という発想になるからです。




 例えばYoutuberのヒカキン氏は「猫を飼い始めました」という報告をしただけでも

 「ペットショップで買うな保護猫を貰え」とか

 「骨の奇形で常に痛い思いをしているスコティッシュフォールドを飼うとは何事か!」等とボロッカスに叩かれていますし、大きな地震が起きた時に「皆さん大丈夫ですか?」と心配したら「地震で死ね」なんて言われます。


 その証拠はこちら:https://matome.naver.jp/odai/2141671189524988401




 他にもブロガー(ブログを書いて経済活動をしている人)のHagexという方が、「低能先生」というあだ名(相手を罵倒する際「低能」という言葉をよく使うので「低能先生」というあだ名が付いた)の荒らしに一方的な(本当に「一方的」な)恨みを持たれ「刺し殺される」事件も起きました。(事の真相は「Hagex」や「低能先生」で検索すれば出てくると思います)


 それにアイドルも気持ち悪いオタクや頭のねじがぶっ飛んでるイカレたストーカー相手でも「神対応」でいなして当然、そうでなければ「商品」ではないという風潮だってあります。


 それを見ているからこそ、意識的にせよ無意識的にせよ「成功して今以上に苦労する位なら今のままでいいや」と思うようになります。

 もっと酷いと「成功者のメリットだけをむさぼりたい」という欲と怠惰の結晶とでもいうべき発想しか出てきません。




 そんな連中はカネが欲しかったらそれに向かって努力するそぶりすら見せずに、


「あーアラブの石油王が何かの手違いで俺の口座に5000兆円振り込んでくれないかなー」とか

「俺のことが好きな美少女が空から降ってこないかなー」

 なんていうありもしない事を夢想して過ごしてるような、言ってしまえば「怠惰の極み」な連中なのです。


 そう考えると、成功者が少ないのはまぁある意味当然と言えるような結果になるのだと思います。

 なぜなら、そもそも「成功したくない」という人が一定数いるのですから。

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