第4話 化物
俺、ことコーリン・オーウェルは二千年後の自分がいた世界に戻って来た、しかし、此の時代にコーリン・オーウェルの名前はヤバイらしい、其処で俺は、最後にいた世界での俺の名前、『
俺にいろいろ情報を教えてくれた、高校生のハルチカ、エミリアと別れた俺は、事故で空より、二人の住む街、バルセリアに落下して来る
街から離れた西の広大な牧場に不時着した
その船に化け物がいると聞いて、
俺はビックリ!
俺は、考えた、かっての化け物と言えば、一撃で標高一千メータの
その灼熱の
彼等、『
そんな奴等が現れたら、今の俺には無理だ!仮に、その下の中将級の『
しかし、俺はコーリン・オーウェル、剣の皇帝と呼ばれた男、逃げる分けにはいかない!
俺は、更に一歩前へ踏み出す!
かっての恋人に似た女性が叫ぶ、
「民間人!聞こえないのか!此処は危険だ!逃げろ!」
聞こえてるさ、君は俺に逃げろと言う、だけど俺は君を一人、置いて逃げる事は出来ない!
ドガン!ガガガガガガ!ガキン!ガキン!
銃撃戦、剣撃戦の激音は激しさをまし、その中から声が、
「駄目だ!此処は狭すぎる!外だ!外に奴を追い出せ!」
一際、ハスキーな声が聞こえた瞬間、船腹の着艦ハッチから、身長は百八十前後、赤茶の長い髪を後ろで結んでポニーテールにした、瞳の色は緑、そしてグラマーでスタイル抜群の女性が、手に三メータはある巨大な
彼女の服装も、先の女性と同じ白、違うのは、胸当てとロングの腰当てが緑色である事!
俺は感嘆した!
彼女の鍛え抜かれた、服の上からでも分かるその抜群のスタイルに!
うん、凄い!
ルーナに似ている娘が、彼女に怒鳴る、
「リナ!
リナと呼ばれた娘は、
「大丈夫だ!大将!此処でなら、此の『
と叫ぶと、
彼女は腰を落とし、
リナが叫ぶ、
「
その瞬間、
大将ちゃんがリナちゃんに向かって、
「来るぞ!」
と言った時、
着艦ハッチからのっそりと出て来たのは!
俺、えっ?
えっ?
えっ?
現れたのは、身長四メータ、巨大な猿人の巨体にコウモリの顔、頭には巨大な闘牛の角、背には大きなコウモリの翼、尻にな蜥蜴の尻尾のような巨大な尻尾。
見た目はスッゲーえ、悪魔ちゃんだが、
ハッキリと言って、コイツはザコだ!
もともと魔人達は、『
目の前にいる魔人は、『
だいたい、ベルゴンゾーナは知性も低い、奴は口から泡だしながら、ルーナやリナちゃんを指しながら、
『オ前ダチ!『
ルーナに似た大将と呼ばれるお嬢さんが、手を握り締めて、
「奴は!奴は一体何を言ってるんだ!」
と一人事を言ったんで、
俺は彼女の後ろから、
「奴は、大切な物をあんた達に消されたと騒いでるんだ。」
彼女はビックリして、俺の方に振り向くと、
「お前は!民間人!まだ、此処にいたのか!」
と俺を恐い顔で叱り飛ばす。
俺は頭を
「いゃぁ、君の事が心配だから。」
なんて軽口を叩いていると、
雷光が光、電輝線が噴き荒れる
「
と言った瞬間、
巨大な
ズバババババババババババ!!!
俺は呆気にとられ、
奴はバカだから、
『フンガァ?』
バァッコオオオオオンンンン!!
と上半身が撃ち抜かれ!!!
ドッカアアアアアアアアンンンン!
豪光線はそのまま、牧場に不時着した
バカン!
ブシュウウウウウウウウウ!
膨大な熱量と水蒸気が放出され、
リナはガックリと片膝を付きながら、
「やったか!」
俺は、
「あのショボい攻撃じゃ無理なんじゃない。」
とつい口を滑らし、
大将ちゃんは、ギロッと俺を睨みながら、
「貴様!今!何と言った!」
ヤバイ、怒らせちゃったよ。
その時、助け舟、
「ルーナ様、分かりました!」
えっ?声が?ルーナ様?
ブゥウウウウウンン!
と音が聞こえると、半透明な人影が出現して、その半透明がブレながら、ハッキリとした形になり、
えっ!立体三次元映像?
此処って、船は飛ぶし、三次元映像は有るし、前にいた世界よりも進んで無い?
映ってる人は、身長は百六十前後で、ピンクのショートカットの髪にピンクの瞳には丸い銀の眼鏡、
美人と言うより、幼顔の可愛い系の娘で、やはり白い制服に此の娘はピンクの胸当てに此方はピンクのミニの腰当て、
俺が、突如、映像された娘を見ている間に、
ズルッチョ!!
ベルゴンゾーナが復活し始める。
大将ちゃんが驚き、リナちゃんが愕然とする、俺はヤッパリって顔で、
『
その遊びに、二千年前の俺達は巻き込まれ、世界は『
破壊と混沌が世界を支配し、
神である『
其が、二千年前の話し、
そして、二千年後の現在でも、
半壊しても復元を始める、奴らを殺すには全ての細胞を破壊しなければ駄目だ。
ピンクの髪の眼鏡っ娘が、此の時代のルーナと呼ばれる、大将ちゃんに向かって、
「無理です!ルーナ様、あの化け物は
その報告に、俺を含めて全員がビックリ!
ルーナちゃんが、
「な、何だと!」
リナちゃんが、
「そ、そんな馬鹿な話しがあるか!」
俺は始めて気付いた、『
つまり、
此の時代の人類の文明と文化を支えている資源、『
『
同じ物である事を!
そう
二千年前、『
『
寝ている
そして、誰かが気が付いた、世界にはこんなにも、力に満ち溢れている事を、此の力を利用する手は無いと!
彼等は『
誰もめんどくさい、星の力を頼らなくなった。
星に願いを、しなくなった。
そして、俺と共に、『
そして、奴か奴等なのかは此の事態に驚き、怒った、只でさえ少い、『
そして、『
其が、
俺は更に考える。
取り合えず、ザコのベルゴンゾーナ、一匹だけだけど、しかし、奴らは俺の前にいた世界のゴキブリと同じ、一匹見たら、百匹入ると思え、
此の事態に『
彼等は、かってに『
人類と『
更に、『
彼等は絶体に『
もし、世界が『
ってな事を考えて付近を見ていると、
ドガン!ガガガガガガ!ガキン!ガキン!
ルーナちゃんとリナちゃんが必死になって、ベルゴンゾーナの復活を阻止しようと、
ルーナちゃんが鉄砲らしき物を、撃つは、撃つは、
リナちゃんは手に持つ、巨大な
その他の兵隊さんも加わって、
ドガン!ガガガガガガ!ガキン!ガキン!
ドガン!ガガガガガガ!ガキン!ガキン!
しかし、彼等が必死に成れば成る程、変換出来ない『
結果、
ズルリンチョ!!!
と変な音を
ベルゴンゾーナは完全に復活してしまった!
本当に馬鹿だなぁ。
ルーナちゃんが困惑した表情で、
「どうしたら、奴を!奴を倒せるんだ!!」
と叫び、その辛い思いを必死に耐えている姿に、俺はドキッ!
その横顔は、かっての恋人に似ているから、俺は思わず抱き締めたくなった。
一方、リナちゃんは、その巨大な
「まだ!まだ!負けたわけじゃねぇ!」
と叫ぶ!
うん、ハスキーな声の男言葉に俺は思わずドキッ!
そして、相変わらずの抜群のプロポーション!
俺は思わず、抱き付きたくなった。
此の状況でそんな事をしたら、本当に変態だ、俺はぐっと我慢して、此の事態を納める為に、一歩前に出る。
更に、俺はベルゴンゾーナの前に出て、
ルーナちゃんが焦って、
「死ぬ気か!民間人!!」
民間人って、ルーナちゃん、俺の名前聞かないし、興味無いのか、ちょっと寂しい、
リナちゃんがビックリして、
「何だ!お前は!!」
まぁ、リナちゃんとは此れが始めてだし、お前って言っても許そう。
さて、
「いい加減にしろよ!」
俺はベルゴンゾーナに向かって怒る。
「此のザコの
『オ前ジャマ』
ボッカアアアアアアアンンン!!!
えっ!!
ビュウウウウウウウンンンン!!!
あれ?牧場があんなに小さい?
って!
俺は、奴のアッパーカットの一撃で三十メータ程吹き飛ばされ!
ヒュウウウウウウウウウ!!!
俺、落下してるよね!
何処へ!
俺の視界に納屋の屋根が迫る!
ドォオオオオオオオンンンン!
納屋の屋根をぶち抜き!
ズボォオオオオオオンンンン!
藁山に突っ込む!
・・・
・・・まぁ、生きてるけどさぁ、此れ星の力の無い、前の俺、『
パタパタ、
俺が
うん?
屋根の開いた穴から星の光に包まれた、ハルチカとエミリアがゆっくりと落ちてきた、
おぃおぃ、どうしたの?此の二人?
クルッキラクルッキラ
二人の回りを跳び跳ねている小さな星の
えっ!二人が空に吹き飛ばされたから、助けたの!良くやったね、偉い、偉い。
キラキラキラ
星は嬉そうに喜び、
俺は、じゃ
クルックルッ
星は
有難うねぇ、
俺は、天空の遥か彼方、星が
さてと、ゴキブリに、
星に替わってお仕置きだ!!!
と、前にいた世界の有名な女の子のキャッチフレーズを真似て、呟いて、
俺は、ニヤッと笑って、
右手を、天の星界に
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