わからない…
まきもの
第1話
あと何回、何十回寝ればこんな気持ちなくなるのかな?
何百回、何万回寝ても消えないのかな・・・
怖くて怖くてたまらない
死ぬって思うより、生きることが怖い
思っちゃダメな気がしてならないのに
この得体の知れない恐怖が日常を支配する
寝る前に睡眠導入剤飲んでも寝つきがよくない
お腹空いて眠れない
食べなきゃ寝れない。でも食べたら太る・・・
葛藤してイライラして結局食べて眠る
朝起きるのがどんどん遅くなり全てが遅くなる
こんな自分が嫌いなのに・・・抜け出せない
運動しなきゃ!疲れたら暴飲暴食しなくて済む
ちゃんと寝れるのに
虚しく響く脳内に…
「だから私はダメ人間」
ため息をつくように吐き出した言葉は壁にぶつかって
大きい声に聞こえる
どんどん虚しくなる。自傷したくなる
アレ何処かな?部屋の中を探しても出てくるわけがない
危ない物は家族に没収されている
カッターにハサミに処方された薬さえも
命落とされたら周りはたまったものではないから
私は自分の死より他人の死が怖い
他人の死をこれからも見を送るのは不安定になる
だから嫌なことも大嫌いな自分自身が消えれたら楽なのに
迷惑かけてしまうのはわかっている
悲しませることも…
苦しませることも…
でも…生きていることが怖い
死ぬ恐怖より何より怖い
誰かこの感情、この感覚抜け出し方教えてよ…
生きるより死ぬことが怖いって思わせてよ…
嫌だ嫌イヤー
もう殺してよ!!殺してくれ!!安楽死されて!!
喉も頭もヒリヒリピリピリするぐらいかきむしり
腕や脚は血まみれではないしるがでてるヒリヒリするけど
やっと眠気に襲われ眠る
自傷を結局はしたわけで…
傷だらけになって罰を刻んで安心して眠る
こんな自分に嫌なのに…
子供に聞かれたらどうしよう…
それでいじめられたらどうしよう…
そう思えば思うほど苦しくて解放されたくて傷だらけになる
見捨てられ不安になり、人を信じることが難しい
信じれないから信じてもらえないの?
自分自身が嫌いだから嫌われるの?
良い子にならなきゃ捨てられるの?
悪い子だから捨てる気だったの?
今は気にしてくれるのは償いなの?
ボランティア精神なの?
本当は今も要らない子だけど死なれたら世間体が悪いから
見てくれるの?
愛という名のエゴ?
私は、そのエゴに甘えてるだけ…しがみついて…
自立しなきゃ先がない
生きていることがやっぱり怖い
不安が怖い嫌助けて…
「辻褄の合わない、気持ち悪い。ちゃんと通じてますか?」
バカにした良い方で言わないで責めないで
暗くしないで、怖い嫌助けて
暗くて無は嫌だ
押し込めないで助けて…ここから出して
でも誰も見てくれない
私の声は響かない
ただうるさい雑音でしかない
誰か生きることを…
死ぬのが楽だと思わせないで…
私を雑音だと思わせないで…
見捨てないで…
良い子になるから…
そうして私は抜け出せない
メビウスの輪に迷い込み続ける
出口だと思った場所はただの裏
出口だと思った場所はただの表
悲しみと苦しみと怒りと
いろんな感情が入り乱れて私を支配する
私なのか、俺なのか、僕なのか
誰にも本人にもわからない
私はいつも境界線にいる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます