2019年2月28日 05:54
夜中の居酒屋にてへの応援コメント
非常に鮮やかな描写で最後まで一気に読めました。恐竜たちの外見や行動が図鑑のイラスト、教育番組のイメージ映像風なのは飽くまで主人公の中にあるイメージの反映だからでしょうね。一番見たかったフタバスズキリュウを幻想の中でも見ずに終わるのも、そもそもが叶わなかった夢の再現だからでしょうか。それとも、それは「退職後にまた趣味として研究するお楽しみ」でしょうか。そうした奥行きを感じさせる書き方も良いです。ただ、明らかに六十前後と思われる主人公が「僕」という一人称を年若い部下の前でも使う点に違和感を覚えました。「近衛」という貴族的な姓からしても品の良い紳士のイメージですが、ここは年配や立場からして「私」で良いのでは。宴会の描写や部下との会話など敢えて昭和、高度成長期のサラリーマン風にした意図は理解できますし、それ自体は成功しています。しかし、フタバスズキリュウの発見は1968年でそれ自体が高度成長期の話です。主人公が当時子供だったとすれば定年退職を迎えるのは50年後の今くらいですよね。舞台を平成末期の今と設定すると部下の設定などもやや違和感があります。私は36歳で梶井君に近い年配ですが、上の子はまだ幼稚園ですし(幼稚園のお母さんたちには私より年長の人もざらにいます)、同世代で高校生のお子さんがいる人って本当に少ないです。ちなみに男性有名人だと嵐の大野智が38歳です(他のメンバーもアラフォー)。今のアラフォー男性は平均初婚年齢30歳以上では。文中でも梶井は「結婚が早かった」とは説明されていますが、もう少し上の年配でも良かった気がします。色々書きましたが、興味深く拝読したことに変わりはありません。
作者からの返信
コメントありがとございます!恐竜はあまり詳しくないので、調べながら書いたのですが、その点が、むしろ上手くいったようですね。描写を褒めていただき、大変喜ばしいです。また、作品から奥行きを感じていただけたのが、とても嬉しいです。ご指摘いただけた、近衛部長の一人称は、気が抜けていたから素で話してしまった事と、二十歳で結婚したら、梶井さんの年齢でも十六の息子が出来るという事で……御勘弁ください。細かい矛盾は非常に多くて申し訳ないのですが、楽しんでいただけて、有難かったです。
2019年2月22日 18:52 編集済
はじめまして!マスケッターさんのレビューから来ました!目が赤く光ったあたりから前のめりで(本当にパソコンにぐいっと近寄り)夢中になったところで現実に・・すごくすごくすごく続きが読みたくなりましたがここで終わるのがまた素晴らしいのですね一瞬で泣いたり笑ったりしましたありがとうございました
コメントとレビュー、ありがとうございます!作者の予想以上にのめり込んでいただいて、嬉しい限りです。色々謎とか残されたままですが、あのようなラストで正解だったと、勇気を貰えました。こちらこそ、楽しんでいただき、ありがとうございました!
夜中の居酒屋にてへの応援コメント
非常に鮮やかな描写で最後まで一気に読めました。
恐竜たちの外見や行動が図鑑のイラスト、教育番組のイメージ映像風なのは飽くまで主人公の中にあるイメージの反映だからでしょうね。
一番見たかったフタバスズキリュウを幻想の中でも見ずに終わるのも、そもそもが叶わなかった夢の再現だからでしょうか。
それとも、それは「退職後にまた趣味として研究するお楽しみ」でしょうか。
そうした奥行きを感じさせる書き方も良いです。
ただ、明らかに六十前後と思われる主人公が「僕」という一人称を年若い部下の前でも使う点に違和感を覚えました。「近衛」という貴族的な姓からしても品の良い紳士のイメージですが、ここは年配や立場からして「私」で良いのでは。
宴会の描写や部下との会話など敢えて昭和、高度成長期のサラリーマン風にした意図は理解できますし、それ自体は成功しています。
しかし、フタバスズキリュウの発見は1968年でそれ自体が高度成長期の話です。
主人公が当時子供だったとすれば定年退職を迎えるのは50年後の今くらいですよね。
舞台を平成末期の今と設定すると部下の設定などもやや違和感があります。
私は36歳で梶井君に近い年配ですが、上の子はまだ幼稚園ですし(幼稚園のお母さんたちには私より年長の人もざらにいます)、同世代で高校生のお子さんがいる人って本当に少ないです。
ちなみに男性有名人だと嵐の大野智が38歳です(他のメンバーもアラフォー)。
今のアラフォー男性は平均初婚年齢30歳以上では。
文中でも梶井は「結婚が早かった」とは説明されていますが、もう少し上の年配でも良かった気がします。
色々書きましたが、興味深く拝読したことに変わりはありません。
作者からの返信
コメントありがとございます!
恐竜はあまり詳しくないので、調べながら書いたのですが、その点が、むしろ上手くいったようですね。
描写を褒めていただき、大変喜ばしいです。
また、作品から奥行きを感じていただけたのが、とても嬉しいです。
ご指摘いただけた、近衛部長の一人称は、気が抜けていたから素で話してしまった事と、二十歳で結婚したら、梶井さんの年齢でも十六の息子が出来るという事で……御勘弁ください。
細かい矛盾は非常に多くて申し訳ないのですが、楽しんでいただけて、有難かったです。