11.不変者

君は変わってしまったのかもしれないが 僕にはそうは見えない

君は君に見える 何かが変わってしまったのだとしても 僕には・・・


人は変わるから 僕だけは変わらないでいようと思った

不変に価値を見出し そしてそれを究めようとした

君にはどう見えるだろう そんな僕が君には・・・


僕が変わらないでいようがいまいが アナタには どうでもいいことなのだ

アナタは言う 「ソンナドウデモイイコトニドウシテコダワルノ?」と

そう言われて 僕が閉口し 押し黙ったのは ただ悲しかったから

切なくなり 「死」を選択肢として見据えるしかなかったから


世界が明るいうちは 痛みにすら感謝しよう

世界が暗くなっては きっと何もかもどうでもよくなる


君がいなくなっても 僕は変わらずにいられるだろうか

不変に意味を見出し まだそれを究めようと思えるだろうか

それでも僕が変わらなかったら 僕はどう見るだろう 僕自身を・・・

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