2018/12/17(月)

本質的におんなじだった子どものころの夢

 最近アマゾンでよく本を買うようになった。私自身が遅ればせながらアルバイトを始めて約一年。単純に、お金に余裕が出てきたのである。といってもたいしたことはないが、しかし気になった新刊を躊躇せずポチる(=アマゾンで買う)くらいの余裕はできてきた。


 その日も届いたアマゾンからの包装をびりびりと破りながら、「私、ある意味今もう子どものころの夢が叶ったのかも。こうやって本をね、新刊とかを、躊躇せず買えるようになるのが夢だった。とくに厳選とかせずにすべて」と、台所にいた夫に言ってみた。


 すると彼はこう言った。


「ああ、それ俺もだわー。好きなだけゲームを買えるようになるのが子どものころの夢だった」

「やはりわれわれ似た者同士!」



 好きなものに生きる人間の生きざまなどというのは、こんなもんなのである。たぶん。ね。

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