最後の最後に、すべてを見透かしたような言葉で締めくくる女、男の心に残るのは衝撃か、届かぬ絶望か、願いがかなった喜びか、最後の最後で読者に結末を丸投げする作者の狡猾さも計算なのでしょうね。わたしには、遥かな高みから冷徹に見つめられている、かなわぬ恐怖にも感じられました。
作者からの返信
清十郎さん 星もありがとうございました!!
そうかー、かなわぬ恐怖ですか(笑)。
それは思いつきませんでしたが。
たしかに、何もかもを見抜かれているという感覚は、吉行にありそうですね。
ラストを丸投げしているのは、水ぎわ以上に、しほさんにあるでしょう!
大人の女性はエロくて怖くて、でも逃れられない。逃れたくない(笑)。
そういうものでしょう。
これはエロじゃないです、「エロティシズム」です。変態度とかじゃないです、「フェティシズム」と云うんです。ずばりな表現のものを読んでいるときよりも、ずっとぞくぞくしました。めっちゃよかったです、私もこんなのが書けるといいのに!
作者からの返信
烏丸千弦さん、こんにちは。
ああ。フェティシズムというのは、かんがえたことがありませんでした。
が。
そう言われれば、このお話はまさしく。
「爪」という物体とエロティシズムの融合かもしれないです。
烏丸さまもどんどんお書きください。
書き方がわからない?
エッセイ「脳内えち」においでいただければ。
海千山千のコメンテイターに揉んでもらえます(笑)。
勉強になりますよ、一度、ぜひどうぞ。
遅くなってしまいましたが、自主企画への参加、ありがとうございました。
作品を拝読させていただきました。
皆さん、コメントでおっしゃっていますが、マダムのエロさが堪りませんね。
私的には、主人公にもっと攻めてほしかったのと、マダムとのやり取りをもっと濃厚に描写していただけたらなと……変態みたいですが^^
タイトルのセンスが素晴らしいですね。すごく素敵です。
作者からの返信
小鳥 薊さん、こんにちは!
いえいえ、ヘンタイじゃありませんよ!志穂さん、エロいんです(笑)。
短編はどこまで攻めるか、引き際が難しいと思います。
このお話では、水ぎわももうちょい行きたいな~ってとこで、寸止めでした。
が。
こちらのお話が、延々と続くホテルマンの恋物語につながったので
そこで思いっきり濃厚&攻め攻めをやれています。
楽しいです(笑)。
タイトルは、ふっと浮かんでくるまで待つんですよ。
たまに、お話は書きあがっているのにタイトル未定で眠っているものがあります(笑)。仕方ないですね。
こんな変な時間に偶然に見つけて読んでしまって、ゾクゾクしました。(笑)
豪華なホテルの一室での、ネイルが終わるまでの短い時間の出来事を、上手くまとめているなあと感心しました。『カクヨム』では珍しい、官能小説を堪能いたしました。他の作品も読んで、ゾクゾクしてみたいです…。
作者からの返信
奈衣さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
ほんとうだ…ものすごい時間に、ものすごいものを読んじゃいましたね(笑)。
このお話、書き手もとても好きなのですが、内容が内容で、なかなかPVが上がりません。
ありがとうございます!
ほかの物語も、もれなく「キレイ系えろ」です。
中編連作ですので、お好きなものからどうぞ!
好きな女性の前で、
平静を装いつつ、
欲情を必死に抑える男、
っていうテーマは、素晴らしく、
こういうテーマだと良くある、
ライトバカなダメ妄想エロ男と違い、
主人公の男性が、紳士で、
粛々と、欲情を隠すところが、新しいと感じました。
ただ、ネイル道具などや、
色々なカタカナ語が、
オレの無知、故に、
意味が分からず、
また、ネイルを仕上げて行く工程が、
男性のオレには分からず、
それらの言葉やシーンが流れて行く様が、
ちょっと理解できず、そこは厳しい作品でした。
作者からの返信
亮さん わ、レビューと星、ありがとうございました!
はい、これは男子にはきつい作品です(笑)。
なにしろ主人公の吉行が、何をやっているのか、さっぱりわからないからです(笑)!
ま、その辺はぶっ飛ばして、欲情と恋をこらえる男の姿をお楽しみください。