夢に酔う

お酒なんてまだ飲めない

青い年頃の私は

どうやってこの淋しさを

紛らわせばいいのでしょう

誰と一緒に居たって

心の底で誰かが

「そいつだっていつかはお前を見捨てるさ」


心の底からこの人を信じてもいい

そう思える人がいれば幸せになれるのでしょうか


夢の中であなたが私に愛を囁く

永遠にあなたは私を見捨てない

どうせならこの夢から覚めることはもうなく

息絶えるその瞬間まで

夢に酔っていさせて


自分に自信が持てない

だからそう思うんだよ

笑って励ます「ともだち」

ありがとう、大好きです

でもそう言うあなたに

心の底で誰かが

「お前だっていつかは私を見捨てるさ」


誰も彼もが隣に置きたくなるような

肩書きやスキルがあれば自信が持てるのでしょうか


夢の中であなたが私を深く欲する

永遠にあなたは私を離れない

どうせならこの夢から覚めることはもうなく

息絶えるその瞬間まで

夢に酔っていさせて

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る