好きだったなら汚すなよ

「失望した」

「嫌いになった」

切りつける言葉に

人はゆっくり死んでいく

「好きだったから」

「信じていたのに」

意味のない免罪符

正当化する人の群れ


好きだったなら

信じよう

救われたなら

愛してみよう

傷つけずに生きるなんて

ムリだなんて投げないで


勘違いして

苦しんで

忘れたふりで

正当化する

そんな君は美しいか

好きだったなら汚すなよ


「知らなかった」

「間違えちゃった」

否定する言葉

本当にそれでいいのかい

「救われたんだ」

「感謝してます」

あの一瞬をも

消し去ることが最善か


忘れないでよ

感動を

忘れないでよ

信じていたこと

立つ鳥後を濁さない

思い出胸に残しましょう


今の失敗

取り上げて

過去の輝き

なかったことに

君は本当はどうしたい

思い出までも汚すなよ


好きだったなら

信じよう

あの日の感動

思い出そう

君にだってできるはず


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