第4話 基礎を固めてみる(前編)
まずは使いたい武器を想像しよう。
これはもうすでに決めていたりする。
結構特徴的だが今回は大剣を使ってみたい。それも大剣の中でも重めのやつ。
切るより叩き割る感覚を味わってみたい。
というわけで大剣(木)を作成。
何故木で作ったかというと実力に見合ったものを装備したいからだ。
いきなり伝説級とか使ってもそれでは自分の強さを見失い、慢心すなわち死につながるからだ。
しっかり使い方を覚えなければいけない。無双するのはもっと後だ。
現実でも異世界でも堅実にいかなければ。
無理だと思うが木の大剣を持ち上げてみる。
「ふにゅっ!ぐぐぐぐぐッ!!」
なにこれ重すぎ。
あっこれ無理だ。
そう悟った俺はすぐに手を離した。
でも今の”ふにゅっ”ていうのは最高にかわいいな。
さすが俺、かわいい。
やっぱり軽めの大剣にしておこう。
木の訓練用大剣(軽)を作成。
持ち上げてみる。
「よいしょっと。うん!これなら楽に行けるかも♪」
このセリフを男の時の俺が言ったら気持ち悪いだけだが今ならかわいいといえる。
では、大剣関連のスキルをっと。
―大剣の心得を会得しました―
取り敢えずこれだけ。技は自然取得でいいだろ。
もう一度持ち上げてみるとさっきより楽だ。
まるで体の一部のようにも感じられる。
一通り振り回す。
上段からの振り下ろしに連携として右への薙ぎ払いを加える。今はこの二撃が限界だ。これなら小動物は相手にできるはずだ。モンスターは無理だろうけど。
次はこれだ。
―経験値倍増を会得しました―
これがなければ始まらないだろう。
どっちにしろこの世界を管理するのだから早く強くならなくてはいけないだろう。
なんとなく効果はわかるが一応鑑定する。
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経験値倍増
会得経験値が倍になる。経験値となるものはすべて倍となる。
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うん、知ってた。
なんか味気ないけどそろそろ街とかに行かないと日が暮れてしまう。
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