異世界レストラン

 ある日僕のバイト先のレストランが異世界に飛ばされてしまった。

 いくつもの障害を乗り越えなんとか経営を持たせているが、しかし異世界の客は未だ慣れない。


「何で注文できないんだ!」

「いや、ですからこちらのメニューは……」

「幼児・小人専用と書いてあるだろう!」


 立派な髭をたくわえた小人族の男が、お子さまランチを指差していった。


「小人というのはそういう意味でなく……」

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