さらば境界線 ぽちくら様
執筆状況: 連載
総文字数: 20万字超え(2019年2月時点)
一話あたり: 3千文字ほど
要素: BL、群像劇、現実世界×異世界
備考: 残酷描写、暴力描写、性描写あり
【あらすじ】
現実世界に浸食しようとする者。現実世界を守ろうとする者。そして両社から情報を得る者。
三者が情報戦を繰り広げる中、指摘情報収集組織「機関」にアルバイトとしてかかわる笠井蓮は日常と非日常に振り回されていた。
そんな彼も本格的に事件にかかわることになり、それぞれの境界線はさらに曖昧になっていく。
【独り言】
群集劇、情報戦、BL。それだけで好きな人を釣りあげられそうな要素がそろい踏みです。
情報戦がテーマだけあって描写の中の情報量も多く、濃密な文章が好きな方はきっと癖になるでしょう。
この作品のタイトル「さらば境界線」。
タイトル通り、読んでいると様々な境界線があります。現実世界と異世界の境界線。組織同士の境界線。人外と人間の境界線。キャラクター同士の境界線。それが混ざり合い、溶けあい、反発しあう、細い糸を手繰り寄せていくような感覚を味わえ、噛めば噛むほど味がするという作品だと思います。
現在一章更新中ですが、お話としてはまだ序盤なんだろうな。という全体像がぼんやりとしか見えない仕様。この先いったいどういう方向に物語が進んでいくのか、世界の全体像がみえるのか。または見えないのか。考えていくとワクワクすることがいっぱいですね。
私は関係萌えです。キャラクター同士の掛け合いが大好きな人間です。複数人の視点で繰り広げられる群像劇ってそれだけでワクワクするのです。
ビジネスに見える一見ドライな関係性の中にも情があったり、逆に仲がよさそうに見えて冷え切っていたり。
メインのキャラクターである蓮君以外は成人した大人が多い。ということもあり、作品の雰囲気がとても大人っぽい。ほろ苦さと熟成された空気の中に放り込まれる、まだ大人になり切れていない少年、蓮君。
もうそれだけで良いですよね……。大人たちに翻弄される多感な時期の子供。とっても美味しいです……。
私は瀬谷さんが好きなのです。
成熟しきっていない蓮君、大人な部長、松山さんに比べて、大人なのか子供なのか分からないふわふわ加減。知識や思考回路、経験は大人でありながら、たまに子供でも引くみたいな奇想天外な純粋さを発揮する感じが見ててとっても楽しいです。
今後も活躍期待しています!
他のキャラクターの活躍も楽しみです。
物語が進むにつれて好きになるキャラクターがいっぱい出てきそうな予感もするんですよね……楽しみです!
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