トラハカタル

 * * *


 そのように驚いた顔をしてくださいますな、我が君。

 いえ、いえ。もっと驚いてくださいませ。わたくしがこのような雌猫だなんて思いも寄らなかったでしょう? でもここまで育てたのはあなた様ですからね。忘れたとは言わせませんよ、初めてのお方。ああ、あの瞬間の身を貫く至福の痛み! 二度と味わえないのが少々残念ですね。処女は一度しか使えないそうですから。


 そうですね。どこからお話しいたしましょうか。いろいろ聞きたいことがおありなのでしょう?


 わたくしの詳しい素性ですか。そのようなつまらないものはお気になさいますな。王の娘が順当に女王になった、そう、ただ、それだけのこと。


 ではなぜあのときは奴隷であったのかと? いつの時代にも権力争いと寵愛争いは人の業でございます。継母にいびられましたのよ、とでも言えば同情してくださいますか。


 しないでしょうねえ、あなた様ですもの!


 あらあら。取り繕っても無駄ですよ。わたくし、あなたのことなら何でも知ってるんですから。

 いつ生まれたのか。どんな血の色をしているのか。好きな物は何か。嫌いな物は何か。得意な物は何か。苦手な物は何か。いつ機嫌がよくて、それはなぜなのか。いつ機嫌が悪くて、それはどうしてなのか。

 ここに来ていつ寝たか。何度この壁を往復したか。何度わたくしの名前を呼んでくださったか。――キティ、キティ、ああ、キティ! わたくし、あなた様のそのお声だけでもう、絶頂に至る心持ちでございます!


 ふう。そのようにさげすみのまなざしを浮かべなさいますな。あなたのすべてはわたくしのもの。あなたのすべてを愛するのがわたくしの義務。これは当然のことです。


 まあお待ちなさい。今はお喋りの時間ですよ。どうせゆっくり教えて差し上げますから。


 ねえ、我が君。時間はたっぷりございますのよ。




 そうですね。幼い日々のことですか。我が君だから教えて差し上げますけど、大体不愉快でしたわ。

 別に飼ってくださるのは構いませんのよ。でもどうせならわたくし、王子様が欲しかったの。

 だってわたくし、不遇な美しいお姫様だったんですもの。


 あら、お許しくださいませ。どうも昔は少女趣味が顕著でしたのよ。わたくしだって女の子でしたもの。



 ですからね。我が君が目の前にいらしたとき、このお方だとそれはもう胸が高まりまして。


 そうですよ? わたくしがあなたを選んだのです。わたくしがあなたに選ばれてあげたのです。


 ……まさか我が君、前の主達の不審死が偶然とはよもやお考えではございませんな? 愛しいあなたですから、少しだけわたくしのいたずらの数々、口を滑らせて差し上げますね。


 脂ぎったジジイは召し使いの若者をたらしこみました。気に入らない貴族は屋敷にやってきた方に反逆の証拠の血判状を偶然頭の上から降らせて差し上げました。汚らしい商人は忠実な下僕の一人に本当はあなたの家族の敵なんですよと親切をしてあげたまで。死にかけていたおばあさまにはお薬にちょっとわたくしの善意を紛れ込ませました。


 おわかりいただけまして? わたくしが望んだから彼らはいなくなったのですよ。でもわたくし、一切悪いことなんてしていないわ。勝手に皆破滅していっただけですから。それに言葉もないいかれたか弱い仔猫に一体何ができたって言いますの? どなたもわたくしの純心を疑いませんでしたね。


 本当に、世の中はくだらない。死んでもいい馬鹿ばかりです。なぜ彼らは当然のように息をしているのでしょう? そうは思いませんか。



 でもでも、我が君。あなたはお綺麗で、お可愛らしくて、そしてわたくしと釣り合う年齢のあどけない少年でございました。しかも不釣り合いな理想と現実に揺れて、卑屈なお心を精一杯の虚勢で繕った気になって、ほころびだらけの隙だらけ。


 外見は完璧で、中身はズタボロ。一目惚れでしたのよ。あのときからずっとお慕いしております、我が君。わたくしを惑わせるのは世界で一人、ただあなただけ。これほど理想的なお方は後にも先にもいらっしゃらない。


 どうせ主としてかしずくのなら、このお方以外あり得ないと思いました。正直に申し上げると、つけいる隙が簡単に見いだせるとも考えたのです。だってわたくし、嫌な人生なんて送りたくありませんもの。好きな方と好きに生きるの。それがわたくしの望み。



 けれども我が君はわたくしの想定より、そしてわたくしよりも遙かに強欲なお方でございました。



 あなた様は一度だってどなたかのことを真剣に愛したことはない。なのにどうでもいいと周囲のことを評価しながら、そのどうでもいい周囲に見つめられて夢中になられて、いつまでも愛されていないと気が済まない。そういう矛盾した、唾棄すべき、どうしようもない性癖の持ち主。あなた様はそういうお方でございます。


 隠したって無駄ですよ。一体わたくしがどれだけあなたを見つめ、あなたと濃密な時間を共有したと思っているのです。すべてお見通しなのですよ。なんなら後で吐かせて差し上げましょうか?


 でもお喋りの時間ですからね。今は我慢いたしましょう。



 そう。まさにわたくし自身のことが、あなた様を真に理解するための決定打だった。

 あれほど尽くし、求められ、充実した日々でしたもの。まさか、まさか! 夢にも思っておりませんでした。

 あなたにとってはわたくしのことですら、替えのきく、いつでも捨て去って忘れてしまえるようなものだったなんて。

 だってそうでございましょう? 実際あなたはわたくしをいらないと思ったその瞬間に捨てた。わたくしすっかり油断して、本当にあのときは呆然としましたわ。だって初めてまでいただいて、これはもう我が君はわたくしを必要とし、離れられず、生涯飼い殺してくださるものだと疑いもせずにいた所に、顔を合わせることもなく檻の中に入れられて売り払われてしまったのですから! 首輪まで持って行かれて!


 わたくし、これでも自分がどう見えているかについてはそれなりの自負があるのですけれど。なぜ捨てられてしまったのでしょう、本当に理解に苦しむ。それともわたくしの異常性を隠し切れなかった、かぎ当てられてしまったとでも言うのでしょうか。


 ……そうかもしれませんわね。何しろあの晩のわたくしはあなた様のすべてを受け入れて、ひどく興奮していました。いつもより詰めが甘かったのかもしれません。反省しております。



 我が君? あなたは今、わたくしが仔猫でなかったことを知って絶望した顔をしていらっしゃるが、あのときあなたに捨てられたわたくしの絶望の比ではない。後ほどとくと味わっていただきましょう。わたくしが一体どれほどの恥辱にまみれ、奈落の底で泣き叫び、あなた様の名を呼んだか。この身が引き裂かれるほどの痛み、あなた様は生涯理解できますまい! 他人にこれほどおぼれる人間をあなた様は理解できますまい! 自分が一番可愛いお人なのだもの!



 ……でも仕方ありません。あなたは生まれながらにして、とても恵まれた境遇にいるはずのお方だった。けれどあなたの周囲の環境は、あなたから少しずついろいろな物を奪い取っていって、幼いあなたは一生懸命自分を守ろうとして考えたのでしょう。


 そして自らは他人に一切与えようとせず、他人から搾取してしかるべきだという思考のあなたができあがった。



 我が君。そろそろわたくしがあなたのどこに怒っているのかお伝えいたしましょうか。

 そうですよ? わたくし怒っていますの。あなたがわたくしを見てくださらないから。これほど愛して差し上げているのにちっとも振り向いてくださらない。憎らしいお方です。



 特に、なんですか。わたくしのことを捨てたと思ったらすぐに新しい女なんか見つけてたらしこんで、どれほどわたくしを馬鹿にすれば気が済むのですか。手を出して、飽きたら捨てて、その次ですか。本当にひどい人です。


 でもあんな女、あなたふさわしくありませんよ? だってその辺の田舎者をけしかけたらすぐにぽっとなってしまって、どう考えたって結婚するべき婚約者と迷ってしまうような貴族らしからぬ庶民女ですもの。

 あら、知りませんでした? ついでに教えてあげましょう。あの女の真実を知っていたらあなたはもっと正当な理由で、何の憂いもなく婚約を破棄できたことでしょう。


 彼女、あげてしまったんですのよ。一時の情熱で、高貴な女性の最高の武器を、我が君には劣る所しかないその辺の芋男に。だからあなたに嫁げなかったのですよ、なおのこと。とはいえ、あんな純情そうな顔をしていても女は女。もう少しまともな頭をしていれば、初夜の床で偽るぐらいの考えは思いついたでしょうけどね。豚の血でも撒いておけば、あなた様は簡単にだまされたことでしょうよ。



 ――あっはははははは! 我が君はなんと無様な寝取られ男でございましょうねえ!


 でもね。手段を選ばないのだったら、それこそわたくしになさったようにあの女にすればよろしかったのですよ。わかっていてもできなかったのでしょう? 五年間、我が君はかっこいいご自分を演出することに忙しかったのですね。あなたは真に悪人になりきれない方。だからわたくしのこともお捨てになったし、新しい女に既成事実を作ることもなさらなかった。あなたは自覚や悪気のない悪いことならいくらでも重ねますが、自覚のある状態で悪いことをしたご自分に責任を取ることができないのです。未熟な人間ですからね。

 ゆえに、こんなにも愛おしい。あなたはどこまでも穴の開いた人。塞いで埋めて、満たしたくなる。


 まあ、わたくしがどうしてあの泥棒猫のことを知っているのかと?

 わかりませんか、我が君。わたくし、齢がまだ一桁の内に、自分の主の悲劇的な末路を演出して差し上げた魔性の女でございますのよ。人間の主になることなんて赤子の首をひねるようにたやすいのです。男なら特に。まあ女でもそう変わりませんけどね。美しい物をあがめ奉り、汚い物をさげすむのは我らの本能ですゆえ。


 あなた様のことは離れてからも我が手に取るように知っていましたよ。下僕共がこぞって貢いでくださいますの――あなたに関するあらゆる情報をね。それを時々ちょちょいと曲げたら、淫乱女のできあがり。その程度で折れる愛なんですから、むしろわたくしに感謝してほしいくらいですわ、我が君。


 それに数年間様子を見て、我が君が本当にわたくしのことなんてどうでもいいことを悟ってからは、わたくしもう手段は選んでいられないと思いましたの。そうですね、女王に就任したのはその直後だったかしら。彼らは正統な血とやらが欲しくて、わたくしは力が欲しかった。

 あなたを一生閉じ込めておけるだけの力が欲しかったのです、我が君。なので利用することに致しました。


 結果的に、馬車を襲ってあなたをさらうような乱暴な真似すらできるようになったのですからまあまあ思った通りなのではないでしょうか。



 それよりも、ずっと聞いてみたかったの。ね、我が君。どうです? このお部屋。気に入っていただけました?

 我が君の身体に合わせた家具。我が君の好きな色。我が君の好きな香り。全部入ってとても住み心地が良いでしょう?


 あらあら、窓? いりません。そんなもの。なぜ必要なのです? あなた様はわたくしだけ見ていればよろしいのでございます。


 お食事? わたくしが毎食用意して差し上げているでしょう。我が君の身体に入る物ですもの。当然わたくしが作っているのです。お口には合いました? わたくし、我が君のためにとき皮を食み、薪の上で寝ながらもあらゆる腕を磨くことをやめなくってよ。だってわたくし一人の手でお世話するのですと決めていたのだもの。他の誰かになんて任せられません。ここに来るのはわたくし一人。


 ここにいらしていただいたからには、万が一にも誰かが我が君の姿を見たならその場で両目を抉りましょう。

 誰かが我が君の声を聞いたなら、耳を削ぎその後で穴を塞ぎましょう。

 我が君の匂いを嗅いだなら、鼻を削ぎついでに顔もつぶしましょう。

 我が君に触れたわたくし以外の誰かは、四肢を切り落として堀に捨てましょう。


 我が君、我が君、ああ愛おしの我が君! この愛が伝わりますか? わかっていただけますか?


 ふふふ、やはり、嫌悪の表情でわたくしを見ていらっしゃる。あなた様にはこの世界を敵に回すわたくしの嫉妬心なぞ全くご理解いただけない。


 なぜなら我が君は恋の意味でどなたかに嫉妬することがないからです。

 あなた様はどなたも愛したことがない。

 このわたくしのことでさえも、ええ、まこと恨めしいことに――あなたにとってはただの性欲のはけ口。


 まああ。わたくしのことは特別だったと? だから捨てざるを得なかったのですと? 聞き心地の良いことを言ってくださる。


 良いでしょう。我が君、先ほどのことを思い出しなさいませ。

 この部屋に閉じ込めて、刺激と言えばわたくしだけ。当然あなた様はわたくしのことを気にかけ、わたくしのことばかり考えるようになる。わたくしにすがりつき、わたくしの顔を窺い、わたくしを見てくださる――それだけならばわたくしも幸せでいられるのでしょうね。


 けれど、あなた様にとってやはりわたくしなど所詮少しは見てもらうことがあったとしてもただの通りすがりの風景。


 だってあなた、わたくしの胸に下がっている鍵が目当てでしたよね? わたくしを誘惑したのはそのせいでしょう? それが証拠に、これが見えてからは意識がこちらにばかり行って仕方ありませんでしたものね?


 我が君。優れた演技は自分に自信のある者しかできないのですよ。我が君はご自分に自信がない。だから他人に自信の拠り所を、愛を、信頼を、尊敬を、賞賛を、名声をお求めになる。その割にご自分が空っぽですから他人には一切ご自分をお与えになろうとしない。我が君は誰に愛されても満たされることはございません。あなた様は穴の開いた器。他人の心など所詮受け止められないのです。



 ……ところが、困ったことに。


 このどうしようもない、埋まることのない割れた鍋に、わたくしは心惹かれ、思い焦がれ、何度別の人をと思っても忘れることができなかった。

 いいえ。別の人なんて一度も考えたことすらありませんでした。我が君――。


 なぜでしょうね。自分でもわかりません。ただ、わたくしはおそらく、どうしようもなくあなたが好きなのです。好きで好きでたまらなくて、このように。


 監禁して自分だけのものにしてしまいたくなるほどに。


 でもね。我が君がいけないのですのよ?

 あなた様がわたくしにわたくし達は特別な関係だと思わせ続けていたのなら。

 あなた様がわたくしにわたくしの片思いを気がつかせずに済んだのなら。

 あなた様があのとき、わたくしを捨てなかったのなら。


 わたくしは可愛い仔猫のキティのままでいました。それだけで良かった。ただそれだけで良かった!


 けれどもう、引き返せません。あなた様へのこれほどの執着心――ええ、自分でも驚くほどですが、このいかんともしがたい独占欲を他ならぬあなた様自身に埋めていただかぬことには、わたくしはもう呼吸をすることすらできないし、心臓の鼓動のやり方だって忘れてしまう。




 ――さて、我が君。そのように怯えた顔をなさいますな。ここからが本番ですよ。

 わたくし大体りたいことは喋り終えました。あなたが気になってたまらない、わたくしの胸にぶら下がっている鍵の意味を教えてあげましょう。


 一つはこの部屋の鍵。もうご存じですね。

 一つはこの部屋に続く廊下の扉の鍵。何者かが我が君の部屋の前をうろつくことがあってはたまりませんから。

 一つはこの空間全体を覆う囲いの鍵。二重構造ぐらいではやはり心配ですからね。閉じ込めるなら最低三重の構造は欲しい所。


 さて、我が君。まだ鍵が残っていますね。この小さな鍵は何のためのものかおわかりですか?


 あら、その首の輪? ご冗談を。その首輪の鍵は破棄しました。だって二度と外す気はありませんから。


 そんなにショックだったのですか? 可愛い人。




 ――ところであなた様はわたくしがこの部屋に二人きりで何の武装もせず過ごしていられることの意味を、もう少しその明晰なおつむとやらで考えるべきだと思いませんか。


 答えは簡単です。あなた様は大変に弱い方なので、わたくし素手でもたやすく制することができますの。あなた様が武器を持って飛びかかってきたとしても、押さえ込むなんて朝餉をいただく前に可能なことでしてよ。ただあなた様に刃物類を所持させて、間違っても御身にお怪我をさせることがあってはならないので、普段は出していないだけ。勘違いなさいますな。


 言ったでしょう。あなたのすべてはわたくしのもの。あなたを傷つけることすらもただわたくしのみでなければならず、あなた自身ですらあなたを傷つけることを許さない。


 ご理解いただけました? 念のためもう少しこのまま腕をひねらせていただきますけど、あまりもがくと脱臼しますわよ。もちろん後で嵌めて差し上げますけれど、我が君はご自分が痛いことはお嫌いでしょう?


 さて、少しのおいたが済んだら落ち着いていただけまして? では、この小さな鍵の用途をお教えしましょう。そこのベッドの横にある小棚を開けるためのものですよ。そう、実はそれ、隠し棚ですから開きますの。今まではわたくし、我が君に優しく優しく、心がけて参りましたからこれは使いませんでしたけれど、もうそろそろいいですね?




 ほら。あなた様専用の鞭でございますよ。




 言ったでしょう、我が君。時間はたっぷりございます。

 もちろん、あなたのそのひん曲がった根性をわたくし好みに調教するのには十分、という意味でございますよ。


 ご安心なさいませ。あなた様が三年間みっちり仕込んでくださいましたから、わたくしどのようにすればよいのかは、ちゃあんと覚えていますのよ。大丈夫です。下僕で練習しましたから、人間の男のどこを叩いたら死なずに済むかは練習済みです。安心して御身をお任せくださいませ。そのうち気持ちよくなりましてよ。



 抵抗するだけ無駄です。あなたは一生ここから出られません。あなたの帰る場所もない。ご家族はもうこの世にいらっしゃいませんよ。もっともご家族とすら呼べたのか怪しい方々ですが。


 ――だって我が君、おかしいと思いませんでした? 一人だけ、あれほどの冷遇。そういえば一人だけ違っていたのは外見もですね。我が君は黒髪に黒目、美形ではありますが王族にしてはぱっとしない。



 本当は気がついていらっしゃったのでしょう?

 正統でない者が誰なのか。




 いいえ、いいえ! この程度序の口ですよ。さあその耳を塞いでいる両手をお取りになって、ようくわたくしの喋ることをお聞きなさい。


 言ったではございませんか。あなたのすべてはわたくしのもの。物質的な面ではもうその望みは叶いました。ですから今度はお心をください。愛せよなんて贅沢は言いません。ただそのがらんどうの心をわたくしで埋めて、満たして、あふれさせてくださいませ。昼も夜も寝ても覚めてもわたくしのことだけをお考えなさい。


 それができて始めて、あなたにも少しはわかるでしょう。

 わたくしがどれほどあなたを愛しているのか。憎んでいるのか。


 * * *


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