4/4 PM1:00 恋と嘘について

この作品はやばいです。恋というものの概念を覆されると思います。


この物語の舞台となっている日本では“政府通知”という制度が実装されていた。それは別名“科学の赤い糸”とも呼ばれていて、16歳の誕生日にくるもので、遺伝子や道徳の授業などの傾向から相性のいい人を選び出し、結婚相手を決めるというものだった。

16歳の誕生日手前、主人公の根島由佳吏ねじまゆかりは意中の女子、高崎美咲たかさきみさきに告白し美咲も同じ気持ちだったことがわかる。二人はその場でキスを交わすも、その現場で政府通知が渡され未来の妻となる真田莉々奈との結婚を前提とした交際がスタートした。

政府によって定められた恋人と、自分の心が選んだ恋人を巡る恋愛物語。


これはですね、ラブコメと言うより恋とは何かと言う本です。参考書といっても過言ではないかもしれません。一押しです。

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