新刊『昭和・平成 オカルト研究読本』

 良い本が出たので紹介させていただきます。


 ASIOS編著『昭和・平成 オカルト研究読本』CYZO(2300円)


 M資金、パナウェーブ、スプーン曲げ、CBA事件、水子供養、ノストラダムス、心霊写真、六星占術、オウム、ライフスペース、超能力捜査、ホメオパシー、幸福の科学などなど、オカルトにまつわるネタを集めまくった本。しかもやたらに濃い! 僕も知らなかったネタが山のように。

 僕も入ってるけどASIOSというのは、「超常現象の懐疑的調査のための会」の略称。みんなオカルトが大好きなんだけど、まったく信じてはいない(笑)。そのへんが絶妙じゃないかと思っています。

 今回、僕も寄稿しています。『「水からガソリン」と「日本的製鉄法」――戦前戦中の日本を騒がせた二大ニセ科学事件』というタイトルで。

 実際、「水からガソリン」を聞いたことがないひと、多いと思います。山本五十六や大西瀧治郎がからんだ事件なんですが。もうひとつの「日本的製鉄法」なんか時の東条英機首相が信じていたというんですから。


 ひるがえって現代はどうなのか。あからさまなニセ科学なのに多くの人が信じてしまい、今さら「ウソです」とは言えない。たとえば胎内記憶とかEM菌とか。


 妻に見せたらいい評価でした。

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