羽間さん、こんばんは。お久しぶりです薮坂です。
未曾有の危機ですね。こんな事態、誰が想像できたことでしょう。
私は仕事柄毎日出勤でして、医療従事者ではありませんが先週はタイベックスーツに身を包む仕事をしていました。
羽間さんのように、感染しない、させないという気持ちが大事だと私も思います。そして外に出られないストレスが溜まるのもわかります。仕事で外に出ても、非常事態で家と仕事場の往復のみ。
心が動かないと、なかなか創作意欲が湧かないですよね。私もついこの間までなかなか意欲が湧きませんでした。私を救ってくれたのは、自作について深い感想を頂ける方の出会いと、そして自主企画の開催でした。
何がきっかけになるかわかりませんが、おっしゃる通り耐えてしのぶ時期は人生には必要なのかも知れません。この時期を乗り切って、羽間さんがまた素敵な物語を紡いでくれるのを心待ちにしています。
それではまた。長くなってすみませんが、どうかお体に気を付けて下さいね。
ps
拙作への応援、ありがとうございました。
とても力になり、そして嬉しかったです!
作者からの返信
薮坂さま、お久しぶりです。あたたかい言葉をたくさん寄せてくださり、ありがとうございました。
未曾有の危機に不安はもちろんあります。ですが、この状況下で就職し日々たくましく成長する同級生と、スキルアップに限度のある環境にいる自分を考えたときの焦りも大きいですね(汗)
強みだったはずの想像力が機能しない。思いを形にできない。形にしたいものがあっても適した言葉が見つからない。文学を専門に掲げておきながら、自分のメンタルさえ守れない。そんな人間が、今求められる作品を届けることができるのか。不甲斐なさで生きる気力が消えかける中、薮坂さまのコメントが希望をくれました。
お体大事になさってください。
ps
「葉桜の君に」、桜子の意外な秘密やラストの広告の美しさに胸を打たれました。本当は各話ごとのコメントとレビュー文を書きたかったのですが、言葉がうまく出てこなくて……
それでも嬉しいと言っていただけて光栄です。
こういう状況の中、逆に多忙を極めている方たちがおられます。
たとえば医療関係の方たち。
取材などは無理ですけれども、そういういう状況の方たちをテーマにした小説のプロットを練ることは可能かもしれません。
わたし自身は普通の会社勤めなのですけれども、感染予防対策等で急激な人手不足に陥って人繰りができないために仕事に忙殺され、ほとんど小説が書けない状況になってしまっています。
速筆多作を自負しておりましたけれどもその活動を削がれて、はた、としています。
とても繊細な言い回しになってしまいますけれども、今のこの状況はたとえば戦争を経験した世代の方すらまったく経験したことのない未知の領域の体験だろうと思います。
現代の中に異世界がねじ込まれたような状況だと思います。
じっと耐える辛さや、最前線に放り出されて考える間もなく対処する辛酸や、それぞれのひとたちの困難を、希有の創作につなげていくことはできるのかもしれません。
長文、失礼いたしました。
羽間慧さんのように、わたしも生き抜こうと気持ちを新たにできました。
ありがとうございます。
作者からの返信
何の音のしない家で一人過ごしていると、普段よりも視野がかなり狭まった気がします。
自分の生活の中に書くことがなくても、今の世の中には残しておかなければならない出来事がある。@naka-motooさまのコメントのおかげで、さまざまなことに気付かされました。
こちらこそありがとうございました。