五つの魔書の物語
長谷川由紀路
付録
魔法の定義
この作品では、魔法を以下のように定義します。
■第1章 魔法の定義
0、 魔法には『剣の魔法』と『盾の魔法』がある。
1、『剣の魔法』は、その呪文に対応する
2、『盾の魔法』は、その呪文に対応する
3、『剣の魔法』と『盾の魔法』は、その呪文に対応する
4、『剣の魔法』は、その呪文に対応する
5、『盾の魔法』は、その呪文に対応する
6、『剣の魔法』は、紙(なんでもいい)に、巨大な有限の自然数を定義する関数を、人の体液(なんでもいい)で記したものを発火させ、同時に、明確な攻撃意思を言葉にすることで発動する。「死ね!」「落ちろ!」「わー!」何でもいい。
7、『盾の魔法』は、紙(なんでもいい)に、巨大な有限の自然数を定義する関数を、人の体液(なんでもいい)で記したものを張り付け、明確な生存意思を「盾」に関連する言葉にすることで発動する。その紙を剥がしたり、文字が不明瞭になったりすると、盾の魔法は解除される。魔法を解除したのち、再び同じ紙で使うことはできない。
8、巨大な有限の自然数を定義する関数は魔文字で記さなければならない。魔文字とは、この作品の外の我々の世界に公に存在する、すべての言語である。例えば、日本語でも英語でもプログラミング言語でも集合論でもかまわない。
9、巨大な有限の自然数を定義する関数について、適用される計算ルールが複数あるときは、その内、最も上に記された計算ルールが適用される。
10、『剣の魔法』と『盾の魔法』は、例えば「n+1」の「n」が定義されていないなど、巨大な有限の自然数を定義する関数として無意味な文字列となると、不発となる。
11、『剣の魔法』と『盾の魔法』は、例えば「Ack(m,n) = Ack(m,Ack(m,n)) 」など、計算が停止しない場合は、暴発する。
■第2章 付則
1、巨大関数の誤りなどの御指摘による修正は、次の第3章に監修としてお名前を掲載させていただきます。
■第3章 監修
巨大数大好きbotさんのご指摘で、魔法の定義に「9」を追加しました。
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