黄昏のプリンセスと呪われしアリス

イアン

第一章 始まりの森

「私は…ここはどこ?…」


黄昏のプリンセスと呪われしアリス(たそがれのぷりんせすとのろわれしありす)

プロローグ(第1章)「始まりの森(はじまりのもり)」


「ここはどこだろう…森?私…何してたんだっけ…」

辺り一面木木木だよ…木が3つで森!ってそんなこと考えてる暇ないよ…

シュッ! ?何か頭の上を通った…?

「ナ、ナナナナナイフ!?」

怖いよ…誰がこんなことを…ん?誰かいる…

「侵入者!森から出ていけ!」

ん?女の子?紫色のワンピースに赤色のリボンのカチューシャを頭につけて色白で目がクリクリ…まるで色違いのアリスみたい…

「名を名乗れ!不届き者が!」

名前?私は三香月弥生ですが…それが何か?

「や、弥生だと!?お姫様なんかがどうしてここに…」

お、お姫様ぁ?私は普通の女の子なんですけど…全然姫なんかじゃないし…というかここはどこ?

「ここは黄昏の国。そしてこの場所は黄昏の森僕らの住み処さ」

森が住み処?なんか可哀想…ところで君の名前は?

「僕はアリス…如月アリスだ」

アリス?名前が?本当にアリスなんだね〜黄昏の国だから黄昏の国のアリスだ。でも僕ってことは男の子なのかな?

「そんなきらびやかなものじゃないよ…僕は……」

あ、…なんか落ち込ませちゃったみたい…ごめんね?

「いや…いいんだ…それより…」

「やーい!バーカバーカ!」

ん?何か聞こえるよ!バカ?行ってみよう!

続く… 次回…森に住む者

(もりにすむもの)

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