竹内緋色に恋は難しい

暗黒星雲

第1話 ロボの竹内緋色

 竹内緋色はロボである。

 外見の特徴はたらこの様なクチビルである。


 何故このような姿になったのか?

 それは製作者の三谷博士の趣味らしい。


 三谷博士は辛子明太子が大好きなのだとか。

 そんな好みで外見を造らないで欲しい。それは迷惑行為であると緋色は思う。


 今、緋色は胸が切ない。苦しい。

 何故ならば、一人のJKに一目ぼれしたからだ。


「諦めろ緋色。君には恋は無理だ。人とロボの間に恋は成就しない」


 冷たく言い放つ三谷博士。

 しかし、緋色は決心した。


「告白シテキマス。ソレデ駄目ナラ諦メマス」


 三谷は首を横に振る。

 しかし、意を決し緋色は外に出る。

 成就しない恋かもしれないが、できることはすべてやりたいと思ったからだ。

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