ミキって書かせて頂きます!
すみ 小桜
プロローグ
道路わきに立っていた女性の横に一台の白い自動車が停止した。
「お待たせ」
「ありがとう」
彼女は、その自動車の助手席に乗り込む。
「体は大丈夫か?」
「うん。今は平気」
「じゃ、行くぞ」
そう男性は、彼女に声を掛け、自動車を発進させた。
自動車は制限速度を守り走る。
「いや、さっきさ人と会ってって……さ。ほ……保険――」
突然黙った彼に彼女は振り向いた。
彼は、ハンドルを握りしめ、気を失っていた!
「え? キャー!!」
車は電柱に衝突し、大破した!!
彼女は、彼に手を伸ばすもそこで力尽きる。
暫くすると、けたたましいサイレンが聞こえ始めた――。
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