TEQ~シズクを巡るやり直し~

中本 優花

TEQ ルール(前書き的なやつ)


 Tactical Extraordinary Queen


 略して『TEQ』


 このゲームは簡単に言えばサバゲーである。

 基本的には従来のサバゲーと同じく相手のHPを0まで削れば勝ち。

 マップは10km×10kmの四角形であり、森や廃墟や雪山など様々なステージがあるがゲームを開始する度にマップはランダム変動する。



 ~7つの基本ルール~


①攻撃ターンと守りターンに分かれて行い、30分置きに攻守が交代する。


・基本的に攻撃ターンの人しか攻撃出来ない。


・攻撃ターンの人は合計30回だけ自由にステージ内を転移することが可能。


・守りターンの人は五分毎に現在位置が攻撃側にバレてしまう。


・守りターンの人は攻撃のターンが回ってくるまで逃げるしかない。


・攻撃ターンは時間経過でしか回ってこない。



②このゲーム内にはステータスがある。


・ステータスには俊敏性と体力の二つの項目がある。


・俊敏性が高ければ高いほど動きが速くなる。


・転移してゲーム開始当初は互いのパラメータは100であるがゲーム中にステータスを上げることが可能。ステータスを上げる手段については③参照



③ステージ内には四色の魔物が存在する。


[種類]

{青色の魔物、緑色の魔物、赤色の魔物、金色の魔物}


・青色の魔物は倒すと俊敏性が上がり、緑色の魔物は倒すと体力が上がる。また赤色の魔物を30体倒せば無条件勝利、金色は倒す度にマップが1km×1km狭くなる。


・赤色の魔物はマップ内に40体しかいない。


・金色の魔物は9体しかいない。


・魔物も攻撃してきて魔物に負けた場合は敗北とする。


・魔物によってはステータス上昇以外にも武器等を落としたりする。


④武器やアイテムマップ内の様々なところに落ちていて自由に使うことが出来る。


・最初は丸腰で始まる。


・武器によって与えるダメージは変動する。


・また弾切れをしない銃や即死させる剣など現代にはありえない武器も存在する。



⑤またゲーム開始前に互いにクジ引きを引いてそこに書いてある能力を『異能力』として保持する。


・異能力は増えることも無くなることも変わることも無い。


・基本的に異能力は運で決まるので戦力差が出る可能性もある。



⑥ゲーム開始前に“ゲーム性を壊さないルールを互いに一つだけ追加することが出来る”。


・このTEQにおいて最重要ルール。


・ゲーム性を壊さないかどうかは人工知能によって判断される。


・またルールによって人工知能によって調整されることもある。


・六時間毎のリセット(⑦参照)時に互いにルールを一つずつ追加する事が出来る。


・どんなアイテムや固有能力でもルールの削除や変更は不可能である。




⑦六時間毎に倒した魔物の数、固有能力、追加ルール以外がリセットされて強制的にランダム転移させられる。


・裏を返せば六時間経たない限り魔物の再湧き等はありえない。


・アイテムや固有能力で六時間経たなくてもリセットされることもある。

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