この半魚人は夢じゃない、ある意味で

 自宅のトイレ掃除をしていると、開いたドアの陰から顔半分だけを覗かせた半魚人が。驚いて自室に駆け込むと、母が揺り椅子に腰掛けていたので、半魚人がいたことを伝えました。しかし母は「半魚人なんかいるはずがない」と常識的な反応を返すだけ。そんなことをしている内に半魚人が部屋に入ってきて、作者背後に回り込むと、鋭く尖った爪を作者の胸に突き立ててきました。どうやら人質になってしまったようなのですが、ここで作者は夢だと気付きます。しかし胸には確かな感触があったため、物凄く混乱します。夢のはずなのに、どうして爪を突き立てられている感触があるのか。もしも夢ではないのなら、自分は殺されてしまうのではないか。ハッとして目を覚ますと、寝ながら自分の胸に自分で指を突き立てており、背中は汗でびっしょりでした。


 今では笑って話せる内容ですが、当時はとても怖かった夢です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る