第11話 元橋陽一

 ボクは元橋陽一もとはしよういち。朝は大抵父に起こされる。

「おい、起きろ。遅刻するよ。」

このセリフだ。毎日変わらない。そして父は

「今日は誰だ?」

と聞く。ボクは

『ボクかい?陽一さ!』

と答えようとするが、

「ボクか…」

まで言うと父が

「陽一か、わかった。今日は鏡を10分以上は見ずに学校へ行きなさい。」

と言い、寝室を出ていく。

別にそんなに鏡は見ないけどと思いながら朝の準備をして学校に行く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る