第7話 違和感の正体

 夜の公園にひとり。

 ひとりブランコに揺れる。


 なんなんだよ?

 俺がなんかしたのかよ?


 違和感について考えてみる。

 共通しているのは三人の女性は電話で様子が変わったのを俺は覚えていた。


 なんの電話だろう?

 やっぱり他の男だろうか?


 そう思うと悔しく思えた。


 涙が止まらない。

 俺は他の男に女をとられたのか。


 俯いて死を望んだ。

 そして、顔を上げて自殺を決意した時だ。




 目の前に可愛くてニコニコしていて手には包丁を持った女性が立っていた。


「え?」俺は一瞬ワケがわからなかった。

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