彼女たちから返信が来ない
野口マッハ剛(ごう)
第1話 最初は違和感だった
あ、そういえば今日のデートのありがとうの連絡をしないとな。
プルル、プルルル……。
「現在、この電話は使用されておりません」
あれ? おかしいなあ? 確かに電話番号が合っているよな? でも、繋がらなかった。変だなぁ?
数日が経ち、デートしたその子は俺以外の男と付き合っているというウワサを聞いた。
え? どういうわけ?
俺がなんかしたかな?
俺はアルバイトに出勤する準備をしながら、最初の違和感を味わっていた。
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