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  • 編集済

    達観と諦念に支配されているように見えるのに、自身のことをテラと同様に生き汚いと自称するツク。

    そんなツクと、肉の悦びを知らぬスサとの背徳的で冒涜的な関係は純粋ですらあるように見える。しかしタイトルにあるように、あらゆる関係性にはありふれた暴力が介在し、テラの最期を看取った行為にもまた暴力は無縁ではなかった。

    だけれど、乱世をひたむきに生き抜く強い力を持っていたのは、そうした暴力の存在を知らぬありふれた男、オクだけだった。私にはそう思えました。

    坦々と語られる、神話になれなかった神話。でもたしかに、物語はそこにありました。

    作者からの返信

    うぉーけん様

    丁寧にお読みいただきありがとうございます。
    書いた甲斐がありました……。

    もともとアンチヒロイックとでも言いますか英雄物語に乗ることが出来ない性分なのですが、本作にはそういう私の傾向が強くでたように思います。
    結局、歴史を作っていったのはオクのような無名の人達だったと考えるのが性に合ってるんですよ……と、作者が語りすぎるのもなんですのでここまでにしておきますね。

    コメント、いつもありがとうございます。
    なかなか頂戴する機会がないので嬉しいです。

  • 興味深く読ませていただきました。
    ありがとうございます。

    作者からの返信

    you様

    こちらこそ、お読みくださりありがとうございます。

    楽しんでいただけましたのなら幸いです。

  • わけもわからず涙があふれました

    作者からの返信

    myz様

    コメントありがとうございます。

    読んでくださった方をただポカンとさせるだけのものを書いてしまったのでは……という気持ちが大きかったので、思わぬ感想にこちらも涙が出そうになりました。

    世の中、そして世界というものはこういうものであろう……という気持ちがちょっと込められて書いたように思います。