青の追憶
月乃
青の追憶( 1 )
雲ひとつない、青空。
灰色のビル群の隙間から覗くそれは、何故だかとても美しかった。見つめていると、私もあの青色の一部になってしまうような気がする。指の先からどんどんと青く染まっていって、それは心臓にまで達し、いつしか私の全てが──
「あなたが”アサギリ”さん?」
声のする方に振り返ってみると、そこには1人の少女が立っていた。
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