第82話

「待って!」今度はリオが話しに割り込んだ。

「確か、この部屋は密室だって聴いたけど……!?」

 夏の陽射しが眩しい。室内は優に三十度は超えていた。


「ええ、そうです!」

 万神が頷いた。


「それに、遺書らしきメールもあったと…!?」

 今度は、教師の武藤に訊いた。


「ええ……」担任の武藤が頷いた。

「『死んでつぐないます』と書かれてありました……」

 武藤吐夢は呟いた。

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