第62話

 取り敢えず、机を退かしドアを開けようとしたが、内側から錠が掛かっているのか、力を込めても開かない。


「うゥ~ン…ドアに内側からカギが掛かってンのか……!!」

 武藤も手こずっていた。


「ちょッ、退いて!!」

 万神まんがみがボクらを退かし、ドアへ肩でタックルした。

 ようやく三度目に、ガッシャーンと音を立ててドアが開いた。

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