5.彼岸を覗く瞳(こげら様)
レビュー小説「彼岸を覗く瞳:https://kakuyomu.jp/works/1177354054887034473」
キャラ
特に際立ったキャラではありません。どなたかのレビューでキャラブレすると書かれていましたが、それは感じませんでした。特記することはないです。
文章
まず、読者のターゲットが分かりません。序章の掴みが秀逸だったことから、1話でそれがより顕著に現れます。というのも、大土主神というキャラクターの一言が、私たちが常用的に使用しているものと異なります。ここに対しては、むしろ分かりやすいキャラ付けという考え方ができますが、いかせん一言が長すぎます。確かに、スムーズに読めるし内容を理解できないことはありません。しかし、普段使わない言葉に加えて古典的な名称が並びます。ここで、読者層が一般小説層にすり替わります。しかし、繰り返しますが序章はラノベといっても問題ない文章で掴みが秀逸です。
これでは、ラノベを読みに来た人が一般小説にすり替わった物語を読むことになってしまいます。これでは、退屈に思われても仕方ないです。
カクヨムである以上、ターゲットはラノベ読者が基本です。また、「新人賞一次通るか独断と偏見で判断する企画」に参加されていますが、こちらの要項には、ライトノベルであることとされています。ここから、こげら様はライトノベルとして執筆されていたと推察できます。
次に気になったのが、漢字の量です。やはり、ラノベのそれとは違います。文章に加えて、漢字が多いとカクヨムの人々は少々堅苦しさを感じてしまうのではないでしょうか?
ここまでの批評は、ラノベとして読んだ場合のものです。
世界観
1話を読んだとき、ホラーかと思い、それが大好物な私はワクワクしたものです。2話で狸の話に、つかみどころがありません。しかし、それがこの物語の醍醐味なのだろうと思います。しかし、ラノベとしてはNGもいいところです。
・・・と。ラノベとして~なんて書いてもナンセンスですので、批評はこの程度にさせてください。
ミステリー独特の空気が強く、わくわくが止まりません。情景の浮かぶような表現で一層期待してしまいます。
最後に
実は、こげら様に、ひっそりと普通の感想を書かせて欲しいとお願いしたのは、上記のように、観点によって評価が180°変わってしまうからなのです。これは、正直な感想なのですが、私個人としてはとても面白いのです。一般小説としての文章として考えたら、ラノベ系ばかり読んでいるからか、カクヨムでここまでの文章は見たことがないと思うほどです。これは、よく読み直しや文章及び話の構成をよく考えていたのだと感じさせられるものです。
それと、一般小説に応募したら、一次通過するのではないでしょうか?
偉そうなこと書いてすみません(笑)
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