山本は本当に帝国ホテルのランチと部屋をリザーブした。どうせ、ダメ元だろうし。そして、山崎にラインをした。

今度の休みに帝国ホテルでランチ行きませんか？。と、ラインした。その時は部屋のリザーブは送っていない。

山崎からラインの答えが帰ってきた。

嬉しいです。と短い答え。

山本はノリでラインに、

部屋もリザーブした、勝負下着で来てね。

山崎からラインがしばらく来なかった。

そして、山本が仕事を終え帰宅準備をしていたら、携帯に山崎から電話がきた。

山崎「もしもし、健ちゃん。今大丈夫？」

山本「ハイ、大丈夫です。」

山崎「どうして私の気持ちがわかったの？」

山本はえっ！と思った。

山崎「ディナーだと、食事が済んだらさよならでしょ。ランチならもっと健ちゃんと長く一緒にいられる。素敵な1日にしたい。誘ってくれてありがとう。詳細はラインしてね。」と言って切れた。

自分の言いたい事話す、一方的な人だと、山本は思った。しかし、ノリでリザーブして良かったとも思った。

山本が帰ろうとした時、

「ちょっと、山本さん!」と声をかけられた。

振り向くと他の課の男が立っていた。

百貨店課の大谷だった。

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