2,忘れられない師匠
俺には師匠がいる。人生を変えた「師」がいる。
もし、「あなたにとっての師匠は誰ですか?」とでも聞かれれば、光に動く時間を与えずに答えられる。「師」の名を。
俺は昔、いじめられていた。感情を抑えるのが苦手だったというのと運動神経が悪かったというのが原因でいじめられ、毎日泣いていた。
ある日、俺は空手を始めた。格闘技をやればいじめっ子を撃退できるのではないかと考えたのだ。
稽古はとても厳しかった。時には二、三メートルも蹴り飛ばされたこともあった。だが、「師」はずっと俺に色んな事を教えてくれた。
そして十年、俺は泣かなくなった。
俺はまだ「師」に追いつけはしない。たが、いつか追いついてみたいと思う。
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