あの日の夜、それはおれが強盗にあった日だった。その夜、おれは鍵を開けっぱなしにしてしまっていて、案の定強盗の被害にあった。だが実はおれは強盗がきて、強盗がなにか物色してる間、おれは起きてしまったのだ。おれは焦ったが、限りなく平常心を保っていたつもりだった。それは、強盗を刺激しないためにもだ。おれは落ち着いて、強盗の顔を見た。その瞬間、強盗もこちらに気付いたようで、驚きの表情を隠せていなかった。おれは何かに気がついた、それは衝撃的な事実だった。強盗の顔に見覚えがあった。誰だ。それはYの弟だった。

なぜYの弟がここに居る。なぜおれの部屋に強盗しようとしたんだ。その考えは、相手も同じだったらしい。相手もそれは驚いていた。そしてすぐさま逃げた。