第21話 守りたいもの

 私は早起きして星子の家の前に来ている。


 そう、昨夜の話を聞いて、星子が一番危険かもしれないと思ったからだ。

 三谷の研究と星子の妄想が狙われているのだ。

 なら、私は星子の傍にいなくてはいけない。


 寝坊助の星子を電話をかけて起こし、家の前に来ている。程なく羽里も来た。

 何かあっても三人なら切り抜けられる。

 三谷の研究はこの際どうでも良かった。


 私が守りたいのは星子だけだから。

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