　虎穴に入らずんば虎子を得ず。

　そう、最も怪しい人物に近づき、そこで情報収集をするのだ。

　転校生？

　いや違う。

　それは怪しい美尻教師、ミノリン先生こと美濃林檎。

　その日私は美濃を食事に誘ったのだが、何故か快諾された。

　夜のファミリーレストラン。

　私と美濃、そして星子。何故か羽里もいたのだがそれはこの際どうでもいい。

　星子がハンバーグセットを注文したのだが、何故か全員が同じ物を注文したのだ。

「あら、美少女同士気が合うわね」

　ご機嫌な美濃だが、その一言には突っ込みたくなる。

　貴方は綺麗だけど、もう少女ではないでしょう……もちろん、声には出さない。

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