曇り空のラブソング
プル・メープル
終わりの終わり
君との思い出なんて、そんなに多くはない。
たった半年の思い出なんだから。
でも、たった半年だったからこそ、ボクは君をあんなにも愛おしく感じたんだと思う。
君がいることが当たり前になる前にお別れが来てしまったから。
「少しの間、居候させてやるだけの関係。それ以上でもそれ以下でもない、か」
少年は空を見上げて笑った。
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