この素晴らしい新元号に祝福を!!
カズマ達は一旦帰っているゆんゆんにちょっかいを出したいというめぐみんの願いによりみんなで紅魔の里に来ていた。そして、例の如く夜になったら二人は同じ部屋に閉じ込められてしまい、楽しく会話をしているのであった。
「にほ…俺のいた世界ではな、国の王様っていうのか? が変わるたびに年の数え方が変わるんだよ」
「そうなのですか。ちなみにカズマのいた時はなんという時代だったのですか?」
「俺のいた時はたしか…平成って言っていたな」
「ヘイセイ…? なんとも不思議ですがいい響きですね!」
「だろ? おれもすきだったなぁ平成」
「なんですか、その言いぶりは。変わっちゃうみたいな言い方はよくないのです」
「いやいや、ちょっと懐かしいだけだよ。お、そうだ! 次の元号が何になるか予想してみないか?」
「いいですね! それで、元号の決め方にはなにかルールだったり言うのはあるのですか?」
「お、おれにきかれてもなぁ。好きな言葉でも選んでるんじゃないか?」
「本当にカズマは適当ですね。なんでこんな男を好きになんてなってしまったのやら」
「し、しらねえよ。そんなこと」
「まあ、いいのです。で、ゲームをしましょう。好きな言葉でいいのなら一つしかないじゃないですか!」
「え、それってまさか?」
「 “爆裂” に決まってるじゃないですか! 私は爆裂一年生まれとかよくないですか! カズマのいた世界に行って広めたいのです」
「おいおいおい、それはまずいって。世界終わっちゃうみたいでそれはやばいって」
「カズマが好きな言葉でいいといったのですよ? そんなことを言われたらこれしかないじゃないですか!」
「こんなことで目を紅くするなって! 分かったわかった。ロリっ子の考えとしては十分だって!」
「今なんて言いました? ロリっ子って言いましたね?! 」
「あぁ! 言ったよ! その見た目でロリっ子じゃなかったらなんなんだよ!」
「あぁ! またロリっ子って言いましたね! もう私は結婚できる年齢なのですからもう少しレディとしてみるべきなのです!」
「じゃあ、もう少し爆裂魔法を我慢するんだな! 我慢できないやつが何がレディだ!」
「あれは、打たないと死んでしまうので」
「もうわかったって。ロリっ子とか言いながら俺もたぶん好きなんだから。お前の事」
「ああ。。。。」
「何、急に照れてんだよ! 俺だって恥ずかしくなるんだよ」
「ふふ、そんなカズマも可愛いですね」
「お、おう…」
「で、カズマは元号何になると思うのですか?」
「え、こんなに恋愛展開しといてそれに戻るの?」
「カズマの意見を聞いていませんでしたから」
「なんだろなぁ、わかんねーよ」
「それを考えるゲームなのですよ? そうしないと爆裂になりますよ!」
「じゃあ、令和?」
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