神の留守

小説(のようなモノ)を書く上で、

俳句表現と、その添削解説が、大変勉強になっております。


私は句を詠みませんし、作れません。作ろうとすら思わない。

なぜ?


この世には、素晴らしい詩や句が在り過ぎて、到底及ばないからです。

その1つに、日野 久子さんという俳人のこんな句があります。


“ 東京は 光の積木 神の留守 ”


――――――――――――――

「光の積木」は高層ビル群を指し、

「神の留守」は神無月(10月)の季語です。


神々が不在の刻、ひと揺れあったら、

目の前に、過剰に積み上げられ過ぎた高層建造物は、

どうなってしまうのか? と、私は読みました。


暗記し。そして、常々、こう感じるのです。

神は、いつだって、留守だな....と

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る