黄昏の巫女と愚かな剣聖

初仁岬

第1幕 黄昏刻ノ約束

第一幕 あらすじ


――君に何度“愚か”と言われようと、僕はこの愚行をやめない


 主人公、葛木かつらぎ柊真しゅうまには憧れを抱く少女がいた。

 いつもクラスの端で外を見ている彼女はどこか儚げで、それを眺めるのが柊真の日課であった。

 しかし、彼女には誰にも言えない秘密があった。

 ある日、偶然にもその秘密を知ってしまった柊真は、彼女を守るために裏の世界へと身を投じる――


「君に何度“愚か”と言われようとも、僕はこの愚行をやめない。君を守る――それが僕のやりたいことだから」


 これは、夢を失った少年と夢を諦めた少女の物語。

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