ぼくは正義だった

作者 松江 三世

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★★★ Excellent!!!

 主人公は正義の味方に憧れた。正義は悪を懲らしめなければならない。悪は倒さなければならない。そう信じて疑わなかった。
 幼い頃、一人の男の子が変なあだ名をつけられて、嫌そうにしていた。人が嫌がることをするのは、悪いことだ。だから、主人公はそれを止めようとした。しかし、その男の子は主人公に「偽善者」と言って、「迷惑」とまで付け加えた。主人公は、この時、理解した。男の子はあだ名を喜んでいたのに、勘違いして悪いことをしたのだと。それからは、主人公も皆と同じあだ名で男の子を呼んだ。
 ある日、気の強い女の子が転入して生きた。その女の子は、あだ名で呼ばれる男の子をかばった。主人公は女の子に、皆が正しいことをやていると説明した。しかし女の子は納得しなかった。
 道徳の時間の正解と間違い。苛めという事象の存在。
 主人公は正義で、悪は倒すべきだった。
 しかし、そうは上手く行かなかった。
 徐々に孤立し、正義が曖昧になっていく。

 果たして、主人公の目指した「正義」の行く末は?
 ラスト一文で、衝撃があなたを襲う!

 是非、御一読下さい。