第1575話 本屋さんが春祭りを始めると?

 皆さんは春祭りと言うと何を思い浮かべますか? 私はやっぱり『ヤマザキ春のパン祭り』ですね。このパン祭りの全国浸透度はかなりものもがあるでしょう。1981年からやってますからね。40年以上の歴史の重みよ……。

 んで、この『春の〇〇祭り』に、本屋さんが独自企画で便乗しました。


 紀伊國屋書店の新宿本店で、重くて厚みがすごい文庫本を集めた『春の鈍器本まつり』が開催中です。売り場の担当者は、ページ数や重量の紹介つきで陳列される超重量級の本たちについて「製本技術の高さを見て欲しい」と語っています。

 今回のフェアで、最も厚みと重さがあるものは京極夏彦『絡新婦の理』。全1389ページ、約610グラムもあります。最高価格の本は『七十人訳ギリシア語聖書 モーセ五書』で3465円でした。4月6日頃まで開催予定なのだそうです。


 このイベントの開催のきっかけは、京極夏彦さんの超重量級文庫が並ぶ様子を見ている内に「他のレーベルはどうなんだろう?」と疑問に思った事だったのだとか。

 いやはや、なんとも本屋さんらしい春祭りですね。マニアの人が喜びそうです。

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