　皆さんは農業についてどんなイメージを持っていますか？　かつては日本人の８５％を占めた農家の人々ですが、今では後継者不足の悩むほどの不人気産業ですよね。そんな不遇の農家の状況の風向きが変わってきているそうなんです。

　東京都内で、農家出身ではないのに独立して農業を始める動きが出ているのだとか。詳しい統計を取り始めた２０２０、２１年度といずれも２桁の人数が就農。支援団体への相談件数はこの５年で３倍に増えているのだそうです。農地の貸し借りを進める新制度の存在や、農業を求める若者達のニーズが高まっているからなのだとか。

　２０１８年に施行された都市農地貸借円滑化法によって、都市部の農地『生産緑地』が所有者以外の営農でも税制優遇が認められた事や、経済的な低成長が続く中で経済的な豊かさより生産の喜びなどにより大きな満足感を覚える若者が増えているのが主な理由のようです。最近は農業を『かっこいい』と思う人もいるみたいですね。

　どんな理由にせよ、農家が増えるのはいい事です。このまま続けられますように。