アイツの声もアイツの顔も

散々惨めな目に遭った。

曖昧な正義偽善に踊らされた。

雁字搦めの孤独の中に私は居た。

どんなことをしても私は抜け出せなかった。



いつしかこんな生活にも慣れてしまった。

慣れてからはじめはなんとも思わなかった。

だけど段々と苛立ちが増えた。

「見て見て、あのわたしの机の上...(笑)」

いつしか此処は澱んでいた。


アレアレ?

アイツの声も、アイツの顔も、あれこれ無くなっちゃった

ほら、ご覧の通りなんにもないや

そいつも、あいつも、憎たらしい奴全部全部消えちゃった

描いた通りに消えちゃった


あははははははははは(笑)




後日、私の学校は閉鎖された。















━━━━━━━━━━━━━━━━かいりきベア/イナイイナイ依存症

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