不穏な事件が起こる序盤から一転、中盤まではお坊ちゃん医師の達也と翔子の出会いと交流、バイク仲間の哲平のロマンスなどもバイクを軸に進んで行きます。 そして、事件が再び動く中盤以降、息詰まる展開で読むペースも一気にヒートアップ、ラストまで駆け抜けてしまいました。面白かったです! ジャンルこそ恋愛ですけど。それに留まらない登場人物みんなの成長物語だと思いました。キャラクターの社会的なバックボーンがしっかりしているからこそ、引き込まれるのだと思います。 そして、なんという胸熱ラスト! 素敵でした。