第2話 僕の夢のマイホーム…… (1)
よ~し、先程僕がみなさんに告げた通りで、今から僕の購入した家の説明をしていくからね。
今僕が座っている客席の椅子があるこの部屋は。先程僕が傍から見ている皆さんへと説明をした通りで、一階がお店にできるスペースのある店舗つき住宅と言うやつなのだよ。
でッ、最初僕が不動産会社を訊ね。「一階の部屋が全部店舗になっている物件を探して欲しい」と、嘆願をしたら。不動産会社の営業の方に。
「山田様、建て売りや中古物件では、中々そんな類の物はありません……。それに中々物件の方もでてきませんよ……」
僕はこんな感じで、不動産会社の営業の人……。まあ、女性なのだが告げられた。
それを聞き僕は、「そうですか……」と、気落ちをした声で、不動産会社の営業の女性の方に言葉を返すと。
「山田様~、建売や中古物件で探すのは大変に難しいとは思いますが。注文住宅の場合ならば、山田様の条件に叶った建物を建てる事も可能なので……。注文住宅で建設をする事を思案してみてはどうでしょうか~?」
不動産会社の営業のお姉さんは……。と、言うか彼女の名前は山口絵美さんと言う名前の、二十代後半か? 三十代前半ぐらいの年齢ぐらいの容姿をした美しい女性なのだが。その美しい山口さんが、女性らしい優しい声色で、家のことなど何もわからない僕に対して優しく説明と提案をしてくれたのだよ。
う~ん、でもね、僕は、山口さんの話しを聞き──。
「ちゅ、注文住宅ですか?」と、慌ててふためきながら言葉を返す。
だ、だってさぁ~、僕が慌てふためき動揺をするのは仕方がないとは、傍から見ている人達も思わないかい~?
僕自身も夢のマイホームの購入に対して、自分なりの予算を立てている訳だからね。
特に注文住宅と言う物は、収入に余裕ある人達が購入する物だと僕自身も思う。
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