第75話続、村での色々
今日は管理班と在庫管理とコンテナ物資の収納をしている。
コンテナバリケードも中身が空に成れば、大型フォークリフトで積む事が出来るので、村の拡張は順調だ。
最近、消臭剤と防臭マスクの消費が増えていて、気に成って聞いてみたら、一部でリアルゾンビ狩りが流行っているらしい、ゾンビ映画を見て、実際にゾンビを狩り、リアルと映画の違いを楽しんでいるグループが居て、最近ゾンビはレベルが上がりやすく、簡単に倒せて人気らしい、スケルトンと戦った人の中にはゾンビも一緒と狩っているとの事。
(おいおい、大丈夫かこの村は)
最近は武器も行き渡り、自分達や家族の安全の為に、レベル上げをしているらしい、9階層まで行っているグループまで有るらしく、ただ、10階層のボスは館長の指示で命の危険も有るので、禁止されている、近々館長達が10階層主にアタックする予定らしく、俺と相談してから決めると言っていた。
(怠けてる訳じゃ無いけど、忙しくって最近はダンジョンに行って無いな)
館長達は俺の負担を減らす為に、皆を鍛えているとは聞いていたが、そこまでとは思わなかった。
確かに村から半径5㌔は安全に成ったが、また何時スタンピードが起こるか解らないから、戦力強化は必要だな。
ダンジョンについて詳しく知りたいが、ナビは聞かないと答え無いから、解らない事が多いな、今度の会議でダンジョンのことで、調べる内容を議題に上げよう。
お昼を食べていると、食堂に石川姉弟が来て、魔石を使った刀が出来たとの事。
まだまだ、完全では無いが、聖剣と同じ様に、攻撃が飛ばせる様に成った。
ただし、火の玉を飛ばせてもウサギすら殺せない、ゲームの様に火の玉を当てても爆発もしないし、火に包まれる事も無く、表面が焦げるだけらしく、殺傷能力は無いらしい、まだまだ研究は必要だが、今でも目潰しや攪乱には使えるので、ダンジョン攻略には使って欲しいと話してくれた。
魔石は直接触れている方が、威力を増すらしく、柄に魔石を付ける様にしてから、飛ばせる様に成ったらしい。
それと、俺が倒したオークの持っていた大剣だが、熱しても叩いても、傷一つつけられないらしく、重さも金よりは軽いが鉄より重く、今のままでは誰も使えないから、これも詳しく研究するらしい、本来らな成分分析したいが、今の世の中にそんな事が出来る機関が有るか解らないから、地道にやるとの事。
俺が政府に確認しようかと訪ねると、もう少し研究してダメなら、お願いすると言うので、許可した。
そろそろ、スケルトンダンジョンも行く人が減ったから、スケルトンダンジョンの攻略も考えないといけないな。
しかし、暇が無い。
皆協力してくれて要るが、アイテムボックスが俺しか使えないのは痛い。
俺は気分転換にグリフォン達のところに向かう。
ダンジョンの一階では、新たに建設中の子供達の安全の為に作り始めた保育園の着工も始まり、保育士さん達も喜んでいるな。
グリフォン達のところに行くと、子供達も来ていて、今は子グリフォンと一緒にお昼寝中だ、しかし、その横で保育士さん達とルナが、子育て談義をしている光景はシュールだ。
ルナは村に溶け込む為に人間を勉強している、レオもダンジョンでオヤジ達と仲良くしてる話しは聞いていたが、ルナまでなんか人間臭く成ったな。
しかし、子グリフォン達は子供達と一緒に良く遊んでいるらしく、知能も高いから人の言葉も理解していて、保育士さん達の言う事も聞くらしい。
寝てるのを起こすのは可愛そうなので、俺は戻る事にした。
管理班での仕事を終え、母家に戻ろうとすると、マリア達が帰って来た。
今日も狩りの練習に行っていたのは知っているが、4匹供汚ない、狩りをしたからなのか口も臭い、今日は風呂に入れ、歯みがきボールで歯も磨かなければ、アポロは歯みがきボールを簡単に噛み砕くから、あいつはブラシでも磨かなければ。
マリアはダンジョンに戻り、俺達は風呂に、4匹は風呂で一生懸命、俺に今日の話をしようとするが、まだまだ人間の言葉が上手く話せないが、そこがまた可愛い。
露天風呂は10人位は入れる大きさに造ったが4匹が大きくなり、手狭に感じて何時まで一緒に入れるのか考えてしまった。
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