第49話お疲れ会


俺達はダンジョンから出ると、吐く息は白く随分永く潜って居た事を感じさせる。




ダンジョン内でも簡易シャワーを使っていたが、彼女達は早く帰って温泉に浸かりたいなど話していたが、流石に自衛隊員に話しもしないでは帰れない。




そんな俺も本当は早く帰って子虎やうり坊達と温泉に入りたい、しかし立川基地から幕僚達が来るから待って欲しいと懇願され、帰りはヘリで送ってくれると言うけど、マリアが居るから断ろうとするとマリアは先に帰ると帰ってしまった。




拠点に連絡する為に無線を借り連絡するとマリアはもう着いて子虎達がマリアに甘えてる最中らしい。




(マリアと別れて10分も経って無いのに早すぎるだろ)




ヘリで幕僚達が来ると毎度の事お礼を言われ、中の報告とモンスターの話しをし、後日情報交換をする場を設ける事に成った、それとモンスターの素材を使った弾丸の製造に成功したらしい、サプレッサーと併せて低レベルダンジョン攻略に用いられて要るが、都市部では効かないモンスターも多いとのことだ。




俺達はヘリでやっと岐路に着くと、彼女達が帰ったら5人+マリアでお疲れ会をしようと言い出し宴会する事にした。




我が家に着くと母家の温泉は彼女達に占領され、俺はオヤジ達にダンジョンの話しを聞かれ、雪だけが俺の膝の上で俺を癒してくれた、楓のオヤジにトレントの木材を見せると目を輝かせ檜風呂ならぬトレント風呂を作ると息巻いていた。




マリアは草原ダンジョンで休むと言うのでオークを渡してあげた。




彼女達が風呂から出ると、何故か太陽も一緒に出てきた、何故太陽が風呂にと聞いたら歩美が連れて来たらしい、子虎達はマリアにベッタリ出し、雪は俺の膝の上だったから太陽だけ入れたと、太陽は女性好きだから仕方ないか。




俺は仕方なく雪と2人で入ろうとしたら、子虎達も来て俺に甘えてくれるので皆で風呂に入る事に、ぶれない歩美が一緒に入ろうとして3人に押さえられてた、今の俺は風呂に一緒に入ったら理性がもたん。




風呂から出ると囲炉裏に数々のつまみと酒が用意されていた、彼女達も飲まずに俺を待っていてくれた、俺が囲炉裏に着くとビールを注いでくれて宴会が始まった。




久々の酒は旨く彼女達も良いペースで飲んでいた、焼酎に切り替え少しした時に歩美に雪を奪われた時に酔った恋花が俺の雪が退いた膝に頭を乗せた、俺は何が起きたの解らず固まると反対の膝に楓が頭を乗せた、俺は下半身に血が行かない様にするが、風呂上がりの良い香りとボディタッチにスエットもズボンでは防御力が弱く血が集まって行く事が隠せなく成って来た、


美咲に助けにられ無事解放され元気な息子をクッションで隠した、でも美咲に完全に見られた。




(うわーすんげー気まずい)




男の生理現象だから勘弁してくれ。




そんな心の葛藤の中、石川姉弟が遊びに来た刀士が来て助かったと思ったら爆弾を投下された。




「雅也さんは4人の中で誰かと付き合っているの」




囲炉裏の側に居るのに空気が凍りつく、俺は空気を変える為に。




「馬鹿言うなよ、俺には高値の花過ぎてアイドルみたいで彼女達が俺なんかと付き合う訳無いだろ」




(あれ?空気が変わらない、何かおかしな事を言ったか?)




「じゃあ、行き遅れの姉ちゃん貰ってよ」




「刀士は行き遅れない様に私があの世に送ってあげる」




刀士は土下座して謝るが、椿の顔は般若のまま。




「刀士は好きな子に散々アピールして最後に彼氏を紹介されて泣いてたくせに、姉ちゃんの事を言うなんて100年早い、お前の振られた話しを肴にでもしようか」




「すみませんでした、勘弁して下さい」




姉弟のやり取りの中、ぼそっと恋花が呟いた。




「・・・は待ってるのよ」




俺にはよく聞き取れなかったが、何を待っているのか聞けなかった。




それからは刀士の話で盛り上がったが、刀士は白く燃え尽きていた、小さい頃からの恥ずかしい話しを暴露されて可哀想に。








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る