第28話レベル6のダンジョン攻略②


俺達は20階層主の部屋で、ゆっくり休み、翌朝朝食を取り、ダンジョンボスを倒すため、階段を降りて次階層に向かった。




階段を降りるとそこは森だった。




「はぁー、何で森?」




「空も有るし明るい」




「でも今降りて来た階段有るし」




「回りを警戒しながら、進みますか」




俺達はは360度警戒しながら進む事にした。




木の樹皮が剥がれた木が何本も有る、しかも俺の身長位の高さまで剥がれてる木も有る。




今では前後だけ警戒してたけど、全方位は気が休まらない。




左前方に猪を見付ける、迂回しようとして、見事に見つかる。




美咲さんが小枝を踏んだから。




猪3頭、何時ものつもりで対処するが、今でと違い木の根が邪魔で歩き辛い。




それでも俺達は連係を取り、何とか倒す事が出来た。




さらに森を進むと壁にぶつかった、透明な壁なのか写真なのか、解らないが森が続いてる様に見えるが壁が有る。




思ってた程広く無いかも知れないと木にしるしを付け、階段を探した。




猪と戦いながら探していると、大きな木の樹洞の中に階段を見付けた。




また階段を降りると森だったが、大きな木を目指せば良いので楽に30階層のボス部屋の前まで来た。




歩美の発案でボス部屋なら銃を使っても、大丈夫じゃ無いかと、俺は聖剣で彼女達は対物ライフルで挑む事に。




作戦は最初に頭を狙い、効いて無ければ足を狙う、何頭居るか解らないので順番も決めて、扉の中に。




中に入るとバス位有る、オレンジのモヒカン猪が1頭。




素早く、彼女達は眉間に目掛けて狙撃した。




直撃したのに、血が出てよろめいたが、凄い形相で突進してきた、狙いを足に変え狙撃するが当たらない、1発右前足に当り転倒させた、俺はチャンスと思い近付くと暴れだし、なかなか近付けない、彼女達は後ろに回り込み、足を狙撃した。




右前足と両後足を潰し、ライフルから槍に持ち変え近接戦闘に切り替えた。




其からは四方から攻撃を加え、なにもさせないまま、ボスを倒した。




「しかし、良く立ったまま、対物ライフル撃てるね」




「反動は凄いけど、レベルアップのおかげで大丈夫みたい」




「見た目変わって無いのに、凄いね」




(見た目変わらないのに、中身はゴリラ女って、最強トラップじゃん)




俺は褒めたつもりは無いんだけど、何故か喜んでる




ダンジョンコアに向かうと、2匹のうり坊がいた。




「ボスの子供か、モンスターだけど殺すのは可哀想だから、攻撃して来なければ、ほっと置こう」




「可愛いから、賛成」




「OK」




《キラーボアが仲間に成った》


《キラーボアが仲間に成った》




「えぇー、またかよ」




「どうしたの?」




「うーん、仲間に成った」




「「「「えぇー」」」」




俺の足元で甘える様に


「ピギーピギー」と鳴いてる。




2匹を抱っこすると、俺の体にすりすり、めちゃめちゃ可愛い。




皆がせがむので、順番に抱っこさせる事に、2匹を渡すと何故か、シルバが腕に飛び込んで来た。




「シルバも可愛いよ、シルバはお兄さんだから2匹と仲良くね」




シルバを撫でると、プルプル震えて嬉しそう。




彼女達が股を確認すると、雄雌だそうだ、奪い合いの中今度は名前を決めている。






俺はほっといてダンジョンコアに触れ、ダンジョンマスターのレベルを上げた。




新撰組の元に戻ると、2匹の名前が決まってた。




オレンジモヒカンの男の子が太陽。


白いモヒカンの女の子が雪。






(しかし、猪何て飼えるのか、普通は犬とか狼じゃ無いのか)




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