第27話レベル6のダンジョン攻略①


俺達は早速、ダンジョンに入る事に。




レベル6のダンジョンは通路は幅3㍍で普通だが、平らで砂混じりで整備された走り安そうな地面だ。




楓がライフルで倒せるか試したいと言い出して、許可した。




程なく、体長80㌢位の猪を発見、楓はヘッドショットを狙うみたいで、引き付けてから、見事に頭を撃ち抜いた。




俺達はこのレベルなら銃は有効だねと話していると、奥から何かが近付いて来る音が、歩美が今度は私と言った時、奥から聞こえる音が変わった。




まるで地響きが近付いて来る様な音に、ヤバイと思ったけど、通路に隠れる場所は無い。




それでもライフルで倒せるかと思い、対峙する事に。




最初は良かったよ、通路を曲がって出て来るのは2、3頭で、それが倒しても倒しても出て来る、しかも仲間の屍を越えて来る、もお彼女達は涙目に成りながら撃ちまくる、まるでホラー映画だよ、俺は聖剣に持ち変え稲妻で攻撃、それでも、もう近くまで迫られる、俺が何頭か斬り殺したが、何頭かは俺を抜けて行った、そんな時間がどれくらい続いただろう、俺達は何とか倒しきった。




俺達はあまりの恐怖と疲労でその場で座り込んだ。




「ダンジョンで銃はダメだな」




「ホント、モンスターを呼び寄せるだけだよ」




「何で1階層なのにあんなに居るのよ」




「もうイヤー」




「私、ダンジョンで銃使わない」




俺達はダンジョンで銃火器を使わない事にした。




結局、倒した猪は81頭、その後1階層を進むも猪に出会わずに階段を見付けた。




2階層もモンスターが多い。




ナビに聞くと、氾濫が起きても出ないで残るモンスターも多いとのことだそうだ。




俺達はそれでも進む事にして、ダンジョンを進む事に。




銃を使わなければ、多くて3頭なので、慎重に進み、10階層主までたどり着いた、相手は体長1.5㍍位の3頭、1階層の出来事に比べれば余裕、俺は一撃で頭をかち割り、彼女達も2頭を倒した。




お腹も空いていたので、アイテムボックスからハンバーガーセットを出し、皆で食べた。


このハンバーガーセットは後6セットしか無い、もっと買って置くべきだった、もうやってる店無いしな。




話しは変わるが、猪のモンスターは食べる、沖田のオヤジさん達大工さんが猪だから食べられると、焼いて食べた、ちょっと癖が有るけど、猪と変わらんと食べていた、他の人にも進めるが、誰も食べなかった、多分本当に問題無いか見極めてたと思う、だって俺がそうだもん。




証拠に熟成させ、3日後にぼたん鍋にした時に皆食べてたし、俺も食べたよ。




交替で休み、明日は出来れば30階層のボスまで行きたいが、ダメなら20階層主の部屋まで行く事にした。




翌朝、装備を整え、俺は聖剣、恋花と美咲は弓、楓と歩美は槍装備で階段を降りる事に。




どの階層も敵が多いが、彼女達は2人に別れ先に弓で目を狙い怯んだところを槍で眉間を刺して倒してる、矢か目に刺さるのは、3回に1回だけど、上手く連係して倒してる、俺は突進に合わせて、かわしながら頭を切り落とす、でもまだ切り落とした事無いんだけど、決まったと思っても落とし切れない。




何とか、予定の1時間遅れで20階層主に到着、今回は1頭だけだけど、軽ワンボックス位有る、俺はさあやるぞと横見ると、皆一歩下がってる?




「何で下がってるの?」




「あんなの突進してきたら避けられないよ」




「確かに」




「壁を背にして戦いましょう」




俺達は扉を背にして闘う事に。




デカイ猪は突進の構えを見せ、突っ込んで来た。




「あー、俺に来るのね、真ん中だしね」




俺は直撃は避けたが、横にちょっと飛ばされた。




扉に直撃したのに扉は無傷、頑丈な扉だな。




そんな事を思っている時、彼女達は猪と戦っていた、俺も正気に戻り参戦しようとした時、シルバが猪の顔にへばり付いた。




猪は嫌がり、壁に擦り付けようとするが、シルバは上手くかわし、猪の隙ができる。




俺達はその隙を狙い首を攻撃した、だが何度刺しても血は出るが死なない、シルバも振り落とされる、俺は聖剣を刺したまま、稲妻を放ち、それでようやく倒した。




俺達も傷だらけで、シルバが治してくれたから良かったけど、俺は多分肋骨にひびが入っていたとおもう。




俺達は満身創痍なので、今日はこの部屋で休む事にした。




レベル7のダンジョンより、強く感じるけど、相性の問題かな、彼女達は対人戦の稽古してたから、獣系は不得意なのかな。






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